ぼんやりした疑問に答えてくれた「一生役立つお金の知識」は良書


 

Amazonでも高評価ですね。
それも納得の仕上がりでした。
 

内容と感想をざっくりと

 

こんな内容

保険、年金、住宅ローン・・・営業担当者に言われるがまま契約してしまったあなた、
それ、もしかしたら「払う必要のないお金」かもしれません!
「ムダなお金」を見定めれば、一気に数百万、1000万節約も!
銀行・保険会社が教えてくれないお金の知識をわかりやすく解説
お金を貯める、住宅ローンを組む、保険を選ぶ、投資する……。
人生にはお金についての選択を迫られることが何度もあります。
そんな時、お金についての基本的な知識が乏しいために、銀行や保険会社の担当者に言われるがまま、
「払う必要の無いお金」を払う選択をしてしまう人が少なくありません。
「お金の構造」を理解して、必要なお金とムダになるお金をしっかり見定めれば、将来にわたって数百万円、
一千万円ものお金を節約できる可能性があります。
本書は、著者が全国の主要企業の従業員を対象に、年200回実施している「会社員とお金」に関する
セミナーのエッセンスをまとめたものです。あくまで、「金融機関を利用する側」の視点に立ち、本当に払う
べきお金、払う必要のないお金の見定め方を丁寧に解説します。銀行や保険会社など、金融機関側
からはアドバイスを受けにくい知識やアドバイスが満載の1冊です。

 
 
そう、当たり前のことではあるけれど、
銀行も、保険会社も、自分たちの会社の儲けが大前提なのだから、
利用者にとっての「最善」と、彼らにとっての「最善」は当然異なってしまう。
 

だからこそわたしたちは、利用者たるわたしたちにとっての最善を、
自分自身で考えなくてはならない。
 

でもね、分かってるんだけどね、それがね…面倒くさいんですわ。
うん、本当に面倒くさい。
 

できることなら、誰かに判断を仰ぎたい。
 
 

保険は何を選べばいいですか?
何に投資すればいいですか?
賃貸がいいですか持ち家がいいですか?
 
 

でも、誰もそんなことは教えてくれない。
いや、教えてくれるのかもしれないけど、絶対の正しさなんてないし、その誰かが責任を取れるわけでもない。
そもそも訳知り顔で教えられたとしても、それはそれで怖い。
 

最終的には、どこまで行っても、自分の判断と責任になる。
 

だから、知識が必要なんだ。自分で判断するための。
 
 

と言うことで、前置きが長くなり恐縮でしたが、
数冊この本と似たような本を読み漁った上で、
「これはヒット作やでぇ〜!」と思ったので、紹介することにしたのでした。
 
 

なんて言ったって、知りたいと思っていたことが書いてある!
 
 

特に、わたしのように一般企業に勤めている方が対象だと思います。
著者も会社員向けのセミナーを数多くご経験なさっているようだし、
会社員が対象っぽい内容でした。
 
 

【要約】ここが役に立ちそうだった8選

 
たくさん役立ちそうなことは書いてあったのですが、
個人的に目から鱗というか、新たな発見だったのは次の8つでした。

  1. 自分の資産総額を把握していない人はやばい。資産残高管理表を作ろう(所有口座別の残高推移)。
  2. 人生の5大支出は新卒から定年まで、月に10万円貯金しても賄えないレベル。
  3. マイナスの運用(住宅ローン等)は一刻も早く解消させる。何よりも優先させる。
  4. 会社員一人分の年金額は月々15万円くらい。元本割れするのは当分先。
  5. 年金に頼るより、資産運用に勤しむより、給料は下がっても働き続けた方がお金的には楽。
  6. 介護になったら、とにかく最寄りの「地域包括支援センター」へ。
  7. 公的介護保険制度を受けるには申告の段階で主治医の名前が必要。親の主治医を知る。
  8. きちんと契約書があれば、親族内ローンも有効。

 

親族内ローンは全く、存在すら知らなかったから目から鱗だったなあ。
詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考になるかも。
 

日経スタイル:「身内ローン」に税務署の目 贈与扱いされない心得
 

これらの内容が自分ゴトになるのはもう少し先だと先送りしつつ、
その時が来たらもう一度読み返したいと思うのでした🤔