心地よい距離感・質量・体温の猫文学集「私の猫」
とっても素敵な装丁の、愛らしい本が手元にやってきました。「私の猫」と言います。 端正な見た目、落ち着いた佇まい。 表紙カバーはありません。ミニマルな感じも素敵。 そして、ジャンル:猫小説。(そんなジャンルあったんだ…) …(続きを読む)
とっても素敵な装丁の、愛らしい本が手元にやってきました。「私の猫」と言います。 端正な見た目、落ち着いた佇まい。 表紙カバーはありません。ミニマルな感じも素敵。 そして、ジャンル:猫小説。(そんなジャンルあったんだ…) …(続きを読む)
最近恩田陸、読んでいないなぁ…(恩田陸さんって、名前の語呂が良すぎてついつい呼び捨てにしてしまう。わたしだけ?🤔)と思い、図書館でいくつか手に取ったうち、今回読んだのがこちらの「私と踊って」でした。 (A …(続きを読む)
かげろうのように儚い、幻のような少女たちを描いた短編集。 4つの短編に登場する少女たちは皆、 残虐さと、諦念と、退廃と、出口のない衝動にもがいている。 不健全なんだけど、でも妖し …(続きを読む)
桜庭一樹さんらしいテイストの詰まった短編集。 珍しくSFテイストのものもあれば、お得意の女子高校生が主役のもの、 名作「私の男」を彷彿とさせる父娘の物語など、全7篇。 ざっくり感想 桜庭さんの文章は、可愛ら …(続きを読む)
狭かった。学生時代は狭かった。 広いところに出たはずなのに、なんだかとても窮屈だった。 馬鹿だった。学生時代のあたしは本当に馬鹿だった。 おカネもなかったし、ついでに言うと色気もなかった。 二度とあんな時代に戻 …(続きを読む)
あの子は睡蓮にはなれないわ。あなたとは違う。あの子は沼には入れないの。冷たい泥の感触を感じることはできない。さっきあなたは妬んだでしょう、あの子の優しそうな無垢な表情を。あなたは今まで苦しんでいたでしょう、ベッドで何度も …(続きを読む)
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