ザ・名著「夜と霧」に与えてもらったもの
「一度は読まなきゃ」と思う本って皆さんそれぞれお持ちだと思いますが、わたしにとってのその筆頭は長らく「夜と霧」でした。 この度コロナ陽性に伴うホテル療養期間中、という空白の数日間を過ごすにあたり、積んでいた本書を読むチャ …(続きを読む)
「一度は読まなきゃ」と思う本って皆さんそれぞれお持ちだと思いますが、わたしにとってのその筆頭は長らく「夜と霧」でした。 この度コロナ陽性に伴うホテル療養期間中、という空白の数日間を過ごすにあたり、積んでいた本書を読むチャ …(続きを読む)
近頃書店の文芸コーナーに行くと、こちらの表紙を見かける機会が多いと思います。 アガサ・クリスティー賞(後述)で、同賞の史上初、審査員全員が満点をつけたとの触れ込みで、しかもデビュー作で早くも直木賞ノミネートと、何かと注目 …(続きを読む)
発売当時から気になっていた川越宗一さんのあつあつ歴史小説「熱源」をようやく読みました。第162回直木賞も受賞されましたね、おめでとうございます。 薄く明るい青色の空と、白黒の森を駈ける犬ぞりの表紙が印象的です。 史実を下 …(続きを読む)
須賀しのぶさんの作品は、以前「芙蓉千里」を読んで以来久しぶりでした。 書店で並べられていた帯が、大げさなんじゃ無いかってほどの文句だったので、じゃあどんなものだろうと手に取ってみました。(まんまと出版社の策略に乗っかって …(続きを読む)
【2021年4月14日更新】本屋大賞2021の翻訳小説部門第1位になりましたね、おめでとうございます!!ということで、文章全体がちょっとでも読みやすくなれば…と思いちょいちょい修正しました。 翻訳小説部門第1位は『ザリガ …(続きを読む)
不思議で哀しくて美しい作品。 史実を下敷きとした生々しいほど確かな手触りなのに、 内容はファンタジックでもあるというギャップが、不思議さの要因かなあ。 17世紀のオスマン帝国、そ …(続きを読む)
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