プロジェクト・ヘイル・メアリーについてAIと議論したら●●だったことに気づいた
いま超話題の本格SF「プロジェクト・ヘイル・メアリー」、ついに読みました!
読むと何が良いって、面白い物語が堪能できることに加えて、これでわたしも”読んだ側”ですわ……という優越感に浸れます。
最近海外小説って本当に値段が上がってて、ヘイルメアリーも2300円×2とお値段も大作なわけですが、Kindleでは安くなっていたりポイント還元がついたりするのでおすすめです。わたしもKindleで買いました。(実質600円×2くらいで買えたかな?)
巷で「映画公開前にとにかく読んだ方がいい。予告編もネタバレだから何も見ずに読んだ方がいい」と言われている通り、絶対に頭空っぽで読んだ方が面白いので、本記事後半のネタバレ感想まではわたしも何も言いません、ええ。
さあ、いつか読もうと思ってる方はとりあえず今すぐKindleポチっておきましょう!ちょっと気になるなレベルの人なら絶対楽しいこと請け合いなので。
以下、超ネタバレ感想に続きます。
読んだ感想をぶわ〜っとメモにまとめてChatGPT-5(お盆にどこにも行けなかった腹いせに3000円突っ込んだので有料プランですドヤ)に投げてああだのこうだの議論した結果、誰かと話さないと思い至れなかった発見があって有益でした。AIってすごいですね。
どんな気づきだったか?も含めてまとめてみました。
ネタバレ感想:面白ポイントを整理してみよう
いやぁ、ほ〜んとに面白かった。
感想を書こうとすると俗な感じになる(バディがアツいとか、地球を救う過程の一つ一つがハラハラするとか…)のは、大衆向けにとても上手に書かれていることの証左だと思える。内容を思い出しながら、順を追って面白ポイントを整理してみようと思う。
- ヘイル・メアリーっていうタイトルがすでにいい。地球の命運を託されたプロジェクトの名前が「イチかバチか」だなんて皮肉が効いている
- 事前情報ゼロで読み始めたから、同じく”事前情報ゼロ”なグレースと一緒に情報を集めながら読み進められたのも楽しかった
- グレースが記憶を取り戻す=少しずつ情報が明かされていくのもよい仕掛けだった。宇宙にいること、別の太陽系にいること、特攻ミッションだと気づくこと……
- 科学の話はちんぷんかんぷんだけど、中身や理論がわからなくても、その科学の話が物語にどう影響するのかはちゃんと分かるっていうのは、作者の情報のさじ加減がとても上手だからであって、すごい
- わからないところは斜め読みで大丈夫そうだと序盤に理解できたのは強かった
- ただ、相対性理論がすごくて強くて大事なものだということはすごく伝わってきたので、相対性理論は勉強しなきゃなと思った
- ストラットの強引さ(と一言で言い表すには控えめすぎるか)。あらゆる国のあらゆる権限を持ち、地球を救うためにそれを淡々と振るう女。己の為すべきことのためにあらゆるものを排する女。彼女の権限が振るわれていく様は、読み物としてみれば痛快そのもので楽しい。映画化された彼女を見るのが楽しみ
- そして上巻の半分から、ついに、謎の宇宙船との邂逅!えっ、一人で人類を救うための旅をする話じゃないの!?エイリアンなんてハイカロリーな要素が出てきて大丈夫!?と読み手のテンションをさらに一段上げてくれる仕掛けがにくい
- そこからしばらく、エイリアンとの手探りのコミュニケーションが始まっていくのも楽しい。エンジンが放つ光、放たれたシリンダー、星間模型による対話…そして分子模型による対話……きっと、きっと言葉も文化も生態も何も知らない・分からない相手とコミュニケーションを取ろうと思ったらこういうやり方になるんだろうなという説得力が楽しかった
- ロッキーとのファースト・コンタクト。二つの宇宙船をつなぐチューブは一体どういうものなんだろう、蜘蛛みたいな形をしているというロッキーはどういう質感なのだろう。映画化されるのが本当に有難すぎる。おそらく執筆する作者の頭の中に描かれていた映像を、そのままスクリーンで見られるなんて楽しみ
- あとはもうしばらくの間、ロッキーとの逢瀬をグレースと一緒に楽しむだけ!そして二人のバディっぷりを楽しむだけ!って感じ。ロッキーは人間からしてみるととんでもなく賢いけど、科学技術は人間の方がはるかに進んでいて、エンジニアのロッキーと科学のグレースが互いを補い合う様子がもうね…まぶしくて、うつくしくてね……
- とても良かったのは、ロッキーとグレース二人ともが善い性格であったこと。善性が迸っていて、読んでいて嬉しい心地がした
- 下巻でも二人のバディっぷりを堪能しながら、いよいよ地球とエリディアンを救う冒険へ。グレース一人で試行錯誤する様子も十分面白かったけど、二人いると、そしてそれが異星人だと、さらに面白くてすごい
- 二人が別れた後にタウメーバがキセノナイトを通りにけてしまう事象が分かった時、グレースよりも早い段階で「ロッキーやばいじゃん!」と気づけて楽しかった。そして迷いながらもグレースが生きて帰ることよりもロッキーを選んだことは、ハリウッド映画らしい美しい自己犠牲だわと少々揶揄したい気持ちもありつつ、来た来た〜!と興奮した
- 「異星の生物の改変。おかしなことなど起きるはずはない」という一文で、何かとんでもないことが起こることは分かっていましたけどね?
- エピローグ。エリディアンはみんなロッキーみたいな善性があって、グレースがなんとかエリドで生きられるようになったのはご都合主義的だけどやっぱ良いよねと思うし、地球が救われたと分かること、そして生き延びた地球に帰るのではなく、エリディアンの教師として生きていく姿も良かった。ハッピーエンドなんだけど、何もかもが望み通りになったわけでもなくて、失われたものは確かにあるけど、そうなったらそうなったでそれなりに楽しくやってるよ、という絶妙な前向きさがちょうどいいと思えたので
- 文系理系って分類がナンセンスなのは分かっているけど、これからの時代は、地球を救うのは、理系ですわ。理系万歳、理系最高、理系の皆さん社会を良くしてくれて本当に有難う。文系のわたしは自分にできる残った仕事を精一杯がんばります、って気持ちになった
これだけ有名作品であれば、感想をChatGPTと語り合えるんじゃないかと思って試してみたら、案の定うまくいきました。(同じ時期に読み終わった「ブレイクショットの軌跡」でも試してみたけど全然うまくいかなかった。日本の小説は文豪の作品など、考察が多いもの以外は文学談義は難しそう)
会話の要約はこんな感じ。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』をめぐる議論の要約
科学と物語の融合の妙
本作の大きな魅力は、専門的な科学の知識が盛り込まれていながらも「分からなくてもワクワクできる」点にある。難解な数式や理論は理解できなくても、グレースの軽妙なモノローグや展開のテンポによって、読者は置いていかれずに最後まで楽しめる構造になっている。ロッキーとの友情と少年ジャンプ的熱さ
ロッキーとの出会いと交流は、物語の感情的な核。互いに全く異なる存在でありながら、「仲間」として共に問題に立ち向かう姿には少年ジャンプ的な熱さがある。読者はいつの間にか、ふたりが「共闘する戦友」に見えてしまう。小説だからこその魅力
映画化の話題も出たが、小説という形式だからこその良さが際立つと考えられる。グレースのユーモアあふれる独白は、映像化すると「説明的な独り言」になりかねない。科学の解説部分も、映像では省略されて単純化されてしまう可能性が高い。その結果、「分からなくても面白い」という原作特有のバランスが崩れてしまう恐れがある。結末の受け取り方
ロッキーとの友情が熱く描かれるからこそ、ラストの選択は感動的である一方で、映像化されるとありきたりに見えてしまう可能性もある。小説ではじっくり心情が描かれるからこそ、感動が深く伝わる。
つまり私たちの議論の核は、
👉 科学と物語の融合
👉 ロッキーとのジャンプ的友情
👉 小説ならではの構造的面白さ
👉 映像化した場合の「削がれてしまうかもしれない魅力」こうした点に集約されていました。
要約の中にも登場しますが、ヘイルメアリー、ジャンプ漫画みたいなんだわ、だから面白いんだ……!
AIを使うことで、自分自身にも発見があって面白かった。適した作品があったら、また文学談義やってみよう。
興味のある方向けに、会話全文も貼っておきますね。
※URL共有ができるんだけど、会話全体を共有する方法が分からなかったので原始的にスクショ貼ります。

☝︎この後、さっき書いた箇条書きの感想を送りつけました。











☝︎ここで満足して会話終了
アンディ・ウィアー読みやすくて面白かったな…
「火星の人」も読んでみようかな。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!