※以前書いた記事の表示が崩れてしまったので、最新版まとめてみるかァ!の気持ちで書いてみました。 ひとり旅が好きでよく出かけるのですが、目的の一つに「どっぷり読書」があります。世の中に浸透しているかはさておき、ひとりだから …(続きを読む)
2024年初夏のひとり読書旅、南魚沼の陣。最終日の3日目です。(もうすっかり冬になってしまったので、そっと公開しておく) 1日目は”隠れ里”って感じの秘境なのに清潔感大爆発の最高旅館に泊まり、 2日目はイマドキカフェでコ …(続きを読む)
X(Twitter)で見かけて気になった本書、買ってみました! しかも最近、☝︎からアップデートされた「増強改訂版」が出ている模様。やったね! 言葉そのものというよりも、根底となる考え方の方が参考になりまし …(続きを読む)
とっても素敵な装丁の、愛らしい本が手元にやってきました。「私の猫」と言います。 端正な見た目、落ち着いた佇まい。 表紙カバーはありません。ミニマルな感じも素敵。 そして、ジャンル:猫小説。(そんなジャンルあったんだ…) …(続きを読む)
西の王を知っているか。 そうだ。 西から東へと破竹の勢いで勢力を広げ、今や大陸の半分以上を支配している、あの西の王だ。 どうして西の王が、王の中の王とみなされているのか。 西の王にひれ伏し従うのは、五億を超える民だけで …(続きを読む)
キャッチーなタイトルと表紙なので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 プライムデーでお安く入れたKindle Unlimitedの対象作品だったので、「そういえば気になっていたしな…」と読んだ作品でした。 山 …(続きを読む)
さて、2024年初夏のひとり読書旅は二日目に差し掛かりました。 初日の様子は下の記事をご参照ください! 大混雑カフェに衝撃を受け、日本の夏を感じ、都会の風に救われる 栃尾又は宝厳堂さんを後にして、再び乗合タクシーで小出市 …(続きを読む)
読書界隈……という言葉がどの辺りを指すのかよく分かっていませんが、おそらくこの方は界隈…と思う、Xで多大なる労力をかけてランキングを集計してくださるひろたつさんという方がいらっしゃいます。 ひろたつさんがまとめるランキン …(続きを読む)
少し前に、「お一人さま逃亡温泉」を読みました。 ☝︎の記事で詳しく紹介しましたが、この本の素敵なところは清潔度が5点満点で評価してくださっているところ。いくつか訪問先候補をメモっていたのでした。 旅がはじま …(続きを読む)
ChatGPTの波……来ていますよね。一周回って、GoogleのGeminiの方が良いのでは、みたいな話もありますが、皆さんどうでしょう、使いこなしていますか? ※ちなみに、このブログのURLはGTP3.5に考えてもらい …(続きを読む)
「このホラーがすごい!2024年版」国内編1位とのこと、おめでとうございます! 「百年の孤独」が全然進まない(進めるつもりも余り無い)のであれこれ違う本に手を出している三連休初日に一気読みしました。 334ページ+袋とじ …(続きを読む)
オーブランほど美しい庭は見たことがない。 湿り気を含んだ薫りの良い黒土に、青々繁々と奔放に育つ植物たちを目の前にすると、大地は生命の母などという陳腐な文句でさえ心からまことだと感じられる。命尽きた花は大地に落ち、分解さ …(続きを読む)
ひとり旅が好きなので年に2−3回はふらっと行っているのですが、やっぱりせっかく行くなら目的地は温泉がいいです。 そんなわたしのために書かれた本か!?と思った本がこちら。 「お一人さま逃亡温泉」です。 いい……タイトルがい …(続きを読む)
神山まるごと高専ってご存知ですか?起業家を育成するための高専が神山に2023年から開校したのですって。 わたしは”高専”と”工業高校”の違いすら元々知らなかったのですが、取 …(続きを読む)
これまでブログで扱ったこと無かったような気がするのですが、ずっと読んでいます。もちろん新刊も読みました。面白い!面白かった! このブログにたどり着いてくださった方は確実にオタクの感想を求めていらっしゃるはずなので早速ネタ …(続きを読む)
2024年4月に川勝知事が突如離職したことをきっかけに、「リニア工事を止めていた(というイメージのある)人が辞めたけど、それによってリニア工事は進むことになるのかな?」という疑問を持ったので、本書を読んでみました。 結論 …(続きを読む)
恩田陸さんの「夜明けの花園」が発売されました!やんややんや〜! ※もっと昔には”三月”シリーズという呼び名もあったはずなのだけど、今は”理瀬”シリーズで統一されていますね。わたしは三月の国を取り巻く世界観こそが大好きだっ …(続きを読む)
みなさん、映画「カラオケ行こ!」が大ヒットしていますが、映画&原作、そして続編である「ファミレス行こ!」はもう履修されましたか? わたしは先日、40人限定の映画公開記念イベントで生綾野剛を浴びるという幸運を授かり、「これ …(続きを読む)
北欧と三兄弟と時間逆行は、お好きですか?ならばぜひ! 生存者 posted with ヨメレバ アレックス・シュルマン/坂本 あおい 早川書房 2023年07月19日 楽天ブックス Amazon Kindle 手に取った …(続きを読む)
ちなみにアイキャッチ画像はサンライズ出雲の車中です。※年始の三連休で行ってきました!(自慢) あら随分と軽い感じですね……ハァーン王道ね、本格ってそういう……えっっ!?!?wwwwどうなるwwwwあらあら……まぁそうなり …(続きを読む)
大傑作、映画「カラオケ行こ!」みなさんご覧になりましたか? https://movies.kadokawa.co.jp/karaokeiko/ 原作大好き民(和山やま先生、本当に天才だなと思うので、カラオケ行こ!に限らず …(続きを読む)
こちらのブログは2023年7月に、長年使っていたドメインが期限切れになってしまったため一度は消失されたものの、「え〜いやっぱりやりたいんじゃい!」の気持ちで復活させたサイトになります そしてせっかくなので、おそらく初め …(続きを読む)
2022年もいよいよ終わり……ということで恒例企画です! サクッと行きますぜ。(今年中に記事公開したいので焦っている) ちなみに昨年までの読んでみたまとめはこちらです。 2022年に読んだ本まとめ 今年は49冊読みました …(続きを読む)
会社で受けた研修の講師が勧めていたので読んでみました。(真面目か) これがですね、予想以上に面白くて。読み終わったときに「なるほど……」と訳知り顔で頷いてしまいました。 本書は、誰もが恩恵に預かっているスマホ画面を二本指 …(続きを読む)
<香りで万象を知る>少女を主人公にした、ファンタジーの大家(※)上橋菜穂子さんの新作を読みました。※上橋菜穂子さん、日本のファンタジー作家で一番有名なのでは? 上下巻でそれなりのボリュームなのですが、面白すぎて下巻はほぼ …(続きを読む)
本の街・神保町にブックホテルが出来たようです。 当ブログで一番人気の記事がライブラリー付きホテルまとめ記事なだけに、ブックホテルと聞くと心中穏やかではいられません。 「Book Hotel神保町」については少し前からSN …(続きを読む)
「一度は読まなきゃ」と思う本って皆さんそれぞれお持ちだと思いますが、わたしにとってのその筆頭は長らく「夜と霧」でした。 この度コロナ陽性に伴うホテル療養期間中、という空白の数日間を過ごすにあたり、積んでいた本書を読むチャ …(続きを読む)
コスパのいい宿を探したい……万国共通の欲求だと思います。 まとまった出費となる旅行において、宿選びは失敗したくない。 でも、ガイドブックに載っている旅館は掲載料金を払っているだけのようで疑わしい。 高級旅館は憧れるけど、 …(続きを読む)
第166回直木賞受賞作品!おめでとうございます。 米澤穂信さん作品は遠い昔に「氷菓」シリーズを一作品読んだくらいでそこから読む機会がなかったのですが、「満願」や「王とサーカス」が人気な印象があって、本作も史上初の4大ミス …(続きを読む)
これは、ある家の間取りである。 あなたは、この家の異常さが分かるだろうか。 おそらく、一見しただけでは、ごくありふれた民家に見えるだろう。しかし、注意深くすみずみまで見ると、家中そこかしこに、奇妙な違和感が存在することに …(続きを読む)
ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の受賞後第1作ということで話題になった「クララとお日さま」をようやく読みました。 ところでノーベル文学賞って、特定の作品に対して贈られるものでは無いのですね。 ノーベル文学賞はそ …(続きを読む)
どうやら、Kindleアンリミテッド(わたしはアンリミって略してますけど、皆さんどうされてます?)が2ヶ月99円キャンペーンを開始しているようです! 通常は月額980円のところ、2ヶ月で99円は破格……! そして、ちゃん …(続きを読む)
本屋さんや図書館などでこの表紙を見かけた方で、もしその方ご自身が「サラリーマン女子」(”マン”なのに女子とは…?)であったなら、無視して通り過ぎることなど出来ない秀逸なタイトルだと思いました。 しかし、「サラリーマン女子 …(続きを読む)
あなたは誰なのですか。どうして、この文章を読んでいるのですか。あなたは孤独ですか。どうしても眠れない明け方に、過ぎてしまったことを思って起き上がり、火傷のような寂しさに苦しめられることはありますか。 P302より 倉数茂 …(続きを読む)
2019年の第161回芥川賞受賞作の「むらさきのスカートの女」を読みました。 本作、先日同居人と一緒に「ブックホテル神保町」さんに遊びに行った時に置いてあったのが読み始めるきっかけでした。 しかも先に同居人が読み終え、「 …(続きを読む)
最近分厚い本ばかり読んできたので(愚かな薔薇、同志少女、黒牢城……)、久しぶりに薄めで読めるもので、ファンタジーとか読みたいな…と思い、こちらを手に取りました。 渋くてカッコいいイラストが印象的ですね。多崎礼さんの「血と …(続きを読む)
近頃書店の文芸コーナーに行くと、こちらの表紙を見かける機会が多いと思います。 アガサ・クリスティー賞(後述)で、同賞の史上初、審査員全員が満点をつけたとの触れ込みで、しかもデビュー作で早くも直木賞ノミネートと、何かと注目 …(続きを読む)
うう〜😫(第一声がうめき声)2021年も残すところあと1日になりました。 一年の締めくくりとして、毎年恒例(?)企画!2021年に読んだ本と、その中からベスト10冊をご紹介したいと思います。 ちなみに過年 …(続きを読む)
すっごい長い作品名なので、「ブログのタイトルが長すぎる!」みたいな警告が出てしまいそうですね🙄いや、出たとしても痛くも痒くも無いんですけども。 さて本作、鮮やかな黄色の表紙と本好きの興味をそそるキャッチー …(続きを読む)
村上龍さんの代表作「限りなく透明に近いブルー」を読みました。 「コインロッカーベイビーズ」「半島を出よ」など、気になる作品の多い、読んでみたい作家さんの一人でしたが、暴力的・性的な表現が多いとか、分かりにくいとか、取っつ …(続きを読む)
最新作「薔薇のなかの蛇」を読んでしばらく経ったので、また恩田陸を浴びたいな〜と思い(定期的に摂取したくなる)未読だった「きのうの世界」を読んでみました。 面白いのかな、どうなのかな…とやや不安だったのですが、裏表紙のあら …(続きを読む)
「八咫烏シリーズ」が大ヒット!な阿部智里さんが、現代を舞台に長編を書き下ろした…構想に3年かかっているらしい… と、発売時から気になっていた「発現」を最近になってようやく読みました。 Kindleアンリミテッド対象になっ …(続きを読む)
ただひたすら漫画の世界に浸る一夜を提供してくれるホテルがあるのをご存知でしょうか? MANGA ART HOTEL, TOKYO / 漫泊® マンガをテーマにしたコンセプト型のカプセルホテルです。広義の“アート”という観 …(続きを読む)
2020年(第3回)本屋大賞 ノンフィクション本大賞ノミネート作品です。 確か女性誌か何かの本紹介コーナーで見かけて、黄色ッ!な表紙がやたらとファッショナブルに思えたこと、副題「噂が5人を殺したのか?」の禍々しさに好奇心 …(続きを読む)
ついに、ついに、このブログの投稿記事が今回で100回目になりました〜!😳☺🤗 このブログは2018年から始めたので、3年経ってまだ100記事か…と思わなくもありませんが、細々 …(続きを読む)
久々の伊坂作品でした。 話のスケールは決して大きくないのに、こんなにも面白いなんて。小さなお話たちだからこそ、読み手に寄り添う感じがするのかもしれません現実的でありながら、奇跡やロマンがひと匙振りかけられているような読み …(続きを読む)
暑い日が続きますね。「日中は暑いから、夕方になってから食材買い出しに行くかな〜」と思っていても、いざ夕方になったら外出が面倒すぎて、結局冷凍食品や宅配サービスに頼る日々が続いています🙂 そんなとある日曜日 …(続きを読む)
霊媒美少女…?🤔自分で書いておいてこんな言葉あるのかなと思ってしまいましたが、今日は「medium 霊媒探偵城塚翡翠」をご紹介させていただきます。 清原果耶さん主演でドラマ化しましたね、おめでとうございま …(続きを読む)
ブックカフェ…好き…拘りたい…という気持ちが高まったので、ブックカフェ放浪記と名付け、訪問レポとおすすめ店舗をまとめてみることにしました。 以下、ちょっと長い能書きから始まりますので、アレだったら目次からパパッとお目当て …(続きを読む)
発売当時から気になっていた川越宗一さんのあつあつ歴史小説「熱源」をようやく読みました。第162回直木賞も受賞されましたね、おめでとうございます。 薄く明るい青色の空と、白黒の森を駈ける犬ぞりの表紙が印象的です。 史実を下 …(続きを読む)
図書館について、こう考えたことはありませんか? これだけ電子書籍が増えたのだから、図書館も電子化してくれたらいいのにな。そしたら借りたり返したりの手間もないし、読みたい本がすぐに読めるし、図書館側も延滞を無くすような運用 …(続きを読む)
皆川博子先生(1930年、昭和5年生まれ!御年91歳!)の新刊「インタビュー・ウィズ・ザ・プリズナー」が6月16日に発売しました。 (これから読みます。何一つ予備知識のない状態で読みたいので、帯すら読んでない) 上記の新 …(続きを読む)
17年ぶりのシリーズ新作!と界隈がざわついた「薔薇のなかの蛇」が、2021年5月26日に発売しました。 書店では24日頃から並び始めている、という情報をTwitterで発見し、慌てて買いに行ってきました!(サイン本は入手 …(続きを読む)
ついに5月26日に理瀬シリーズ最新刊「薔薇のなかの蛇」が発売されますね、ヒューヒュー! ツイッター情報によると、24日から書店に並び始めているようでした。 【もうすぐ配信】 薔薇のなかの蛇 Kindle版恩田陸 (著) …(続きを読む)
前々からSNSで見かける評判がとても良かったので気になっていたのですが、2021年本屋大賞に選ばれましたね! もうこうなったら読むしかない、と言うことで手に取ってみました。 個人的評価は星3つでした。※5点満点で、星3つ …(続きを読む)
口数の少ない母だ。会話はほとんどない。それでも二人でダイニングテーブルをはさんで飲み物を味わううち、わたしがどこに行っていたのかと訊いてくる。わたしは正直に話す。だって家族だから。母親はとても怒る。どうしようもないと首 …(続きを読む)
「一緒に飛んでいってくれる?」 全てを捨てて。 無意識のうちに、そう呟いていた。「--いいよ」 単行本P228より 「麦の海に沈む果実」の続編です。結構改行が多めなので、サクッと読めてしまうかも。 前作「麦の海に沈む果実 …(続きを読む)
2023年5月に恩田陸さんが「薔薇のなかの蛇」を発売します(唐突) 別記事でお伝えする予定なので詳細は置いておきますが、シリーズ前作にあたる「麦の海に沈む果実」を久しぶりに再読して、やっぱり大好き!!!!!!と再認識した …(続きを読む)
第165回直木賞に選ばれましたね!おめでとうございます〜〜!!🥳🥳 ダヴィンチさんのネット記事にて、紹介されていた文言があまりにもつよつよだったので、これは読むしかないなと思い、読み始めた …(続きを読む)
クロコダイル路地…この、どんな物語なのか全く想像できないキャッチーなタイトルと、それから分厚い、分厚すぎるボリューム感(物理)が本作の存在を格別のものにしていると思う。 解説で「皆川博子版『二都物語』」という表現が出てき …(続きを読む)
須賀しのぶさんの作品は、以前「芙蓉千里」を読んで以来久しぶりでした。 書店で並べられていた帯が、大げさなんじゃ無いかってほどの文句だったので、じゃあどんなものだろうと手に取ってみました。(まんまと出版社の策略に乗っかって …(続きを読む)
2020年もあっという間でしたね〜。 コロナとの戦いがこんなに長引くとは、(楽観的すぎるかもしれませんが)予想していませんでしたが、幸にしてわたしの周囲では感染した人が出ずに済み、来年もできる限り感染可能性の高い行動は控 …(続きを読む)
タイトルと表紙の青が印象的で、書店で見かけてからずっと何となく気になる存在として心の片隅にいた本書。 ちょうど仕事(都内会社員)が忙しい時期だったこともあり、このタイトル「あやうく一生懸命生きるところだった」が、妙に心に …(続きを読む)
Kindleでセールだったので思わずポチりましたが、いやあこれ、予想以上に良かったです。セールなら絶対に““買い””だし、気になる方はもちろん定価でも。電子で買いましたが、書籍で家に置いておきたい。 表紙のイラストもとっ …(続きを読む)
唯一読み続けているライトノベル作家さん、十文字青さんがウェブ媒体で連載を始めるという情報を目にして、早速読み始めました「第四大戦」。 「第四大戦」を『ノベリズム』で読もう! https://t.co/SJ5GimzRPP …(続きを読む)
_人人人人人人人人_ > これはいいぞぉ! <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ と、思わず昔ながらの(?)突然の死AAを使いたくなるくらい、良い本に出会いました。 知る人は知っているであろう「黄金の王 白銀の王」というファ …(続きを読む)
仕事が一段落したので、1日有給を取り、話題のGotoトラベルを使って2泊3日で旅行にいくことにしました。 書きはじめて1行目で脱線しますが、「旅行に行く」という表現って正しいのかな?と書くたびに思いませんか。わたしだけか …(続きを読む)
この表紙、SNS(ツイッター、インスタ)でよく見かけませんか? #読書日記 20宮本輝「錦繍」—–「人間は変わって行く。時々刻々と変わって行く不思議な生き物だ。」私は去年の秋を思い返してみた。仕事 …(続きを読む)
あまりにも色々なところで話題に出たり見かけたりするものだから耐えられなくなって、遅ればせなら読んでみました「ファクトフルネス」。 予備知識なく本を読んでほしい派にも関わらず、自分が読んだ本の内容は誰かに話したい、という相 …(続きを読む)
1年以上前に読んだ本で、読み終わってワ〜っと感想を書き散らしたまま放置してしまっていた記事。そっと公開しておきます…(下書き供養シリーズ) あらすじとざっくり感想 皆川博子中級編とも言うべき力作!(ちなみに個人的初級編は …(続きを読む)
様々な賞(以下参照)を受賞しているノンフィクション作品であり、表紙の鮮やかな黄色と少年のイラストが印象的で、以前から気になっていた作品でした。 読者が選ぶビジネス書グランプリ2020リベラルアーツ部門 埼玉県の高校図書館 …(続きを読む)
noteで見かけて気になっていた本。「デザイン思考」「デザイン経営」という言葉が界隈で流通するようになってしばらく経ったけれど、結局よく分かっていないので、ここらで一冊読んでみようかと。 ニューヨークのアートディレクター …(続きを読む)
【2021年4月14日更新】本屋大賞2021の翻訳小説部門第1位になりましたね、おめでとうございます!!ということで、文章全体がちょっとでも読みやすくなれば…と思いちょいちょい修正しました。 翻訳小説部門第1位は『ザリガ …(続きを読む)
2020年の本屋大賞受賞作として、少し前から書店で大きく取り上げられていて、インスタやツイッターでも見かける機会が多い「流浪の月」。 追記:2022年5月、映画化もしましたね!広瀬すずちゃんと松坂桃李さんか〜なるほど&# …(続きを読む)
ここに、ひとつの隠れすぎた名作がある。知っている人に出会ったことがないし、今後も出会うことはないかもしれない。でも、好みに合致する人の心を掴んで離さない、そんな作品です。そんなに隠れてないでもっと表に出てきて欲しい。 歴 …(続きを読む)
普段は読んだ本の感想を書くブログなのですが、タイトルの通りサイトメンテナンスでつまづいたものの、同じ現象に陥っている方もいるのでは…と思い、備忘がてらメモを残しておきます。 アップデートのきっかけ、マルウェア感染について …(続きを読む)
普段は読んだ本の感想を書くブログなのですが、この前事件が発生したので、自らの備忘(と、あまり検索しても引っかかることが少なかったので、後世の誰かのために)に書き残しておこうと思います。 事件のきっかけ 先日、とある方から …(続きを読む)
(がーん、わたしの持っている文庫本の方が素敵な表紙だな…) あらすじとざっくり感想 女子高生たちの放課後を散りばめた短編集。 身体は大人でも、心はまだ中途半端な年代を描く作品は多数あれど、本作が他の小説と違うのは、文章に …(続きを読む)
2020年、打海文三の“応化クロニクル”(少年少女血みどろハードボイルド三部作、面白かったですおすすめです)を読んで以来、小説をなかなか読めていなかったのだけど、「読めないとか言ってないで、まずは読んだらどうか?」と思い …(続きを読む)
発売当時、タイトルと表紙が印象的(二作目の「愚者と愚者」を見たのだと思う)だなと思っていた本作、角川サブスク対象になっていたので、ちょうどいいなと思って読み始めました。 ※ちなみに、角川サブスクを2ヶ月体験した感想記事も …(続きを読む)
今まで本の読み放題といえば「Kindle Unlimited」一択でしたが、2019年12月に、新たにKADOKAWAさんが「角川文庫・ラノベ読み放題サービス」を開始しました! 今も初月無料キャンペーン中ですが、サービス …(続きを読む)
あなたは幻の名作、霊応ゲームを知っているだろうか… 「きみに手出しをしようなんて奴は、だれもいないさ。そんなことをしようとするやつはだれだって、このぼくが殺してやるからな」 つよい(確信) 幻の名作というのは、いまの書影 …(続きを読む)
エッセイスト・穂村弘さんの作品を読んでみたいな〜と思ってKindle Unlimitedで探していたら本作が対象だったのでさらっと読んでみました☺ (アラッ、今見たらアンリミテッド対象から外れているようです …(続きを読む)
角川さんが最近始めた「角川文庫・ラノベ読み放題サービス」にて対象作品だったので読んだ一冊。確か2018年にアニメ映画化されましたよね。 映画は未視聴なのですが、ペンギンのアホ面が可愛いなぁと思っていました。笑 ちなみに、 …(続きを読む)
スキマ時間にまとめサイトを見るのが趣味なのですが、ある日Kindle Unlimitedが3ヶ月199円で体験できるというキャンペーンがやっているよ、という情報を目にしました。(ちなみに愛用しているアプリは「MT2」です …(続きを読む)
ちょっと前からツイッターで時々流れてくる#私を読書沼に落とした小説10選というタグ。 めちゃくちゃアツいやないかい! よく見かける「名刺代わりの小説10選」も眺めるの大好きですが、今回のお題(お題?🤔)は …(続きを読む)
紅葉シーズンの11月22日から2泊3日で京都に行ってきたので、混雑度合いやおすすめスポットを紹介している今回の記事(普段は読書記録だよ!)、最終回は穴場と言ったら失礼かもしれませんが超穴場だった智積院のお話です。 (この …(続きを読む)
紅葉シーズンの11月22日から2泊3日で京都に行ってきたので、混雑度合いやおすすめスポットを紹介している今回の記事(普段は読書記録だよ!)、4回目は秋の名所と名高い永観堂に行ってきた話話です。 (この旅で回った場所を地図 …(続きを読む)
紅葉シーズンの11月22日から、2泊3日で京都に行ってきたので、混雑度合いやおすすめスポットを紹介している今回の記事(普段は読書記録だよ!)、3回目はパフェ食べた話です。 初日に高台寺ライトアップを観賞した後、翌日バズり …(続きを読む)
あっという間に令和元年も終わろうとする12月30日です。(ところでわたしのパソコン(Mac book)、変換しても「れいわ」が「0話」になってしまって不便なのだけど、アップデートとかしたら解決するのかなこれ…) 今年は夏 …(続きを読む)
最近恩田陸、読んでいないなぁ…(恩田陸さんって、名前の語呂が良すぎてついつい呼び捨てにしてしまう。わたしだけ?🤔)と思い、図書館でいくつか手に取ったうち、今回読んだのがこちらの「私と踊って」でした。 (A …(続きを読む)
前回に引き続き、京都観光の記録をお届けします。11月22日の夜に東京を出発し、その日のうちに高台寺のライトアップを拝観、日本酒を堪能して26時くらいに就寝しました。早起きして朝の気持ち良くて人も少ない時間帯にお寺回りたい …(続きを読む)
ふふふ、行ってきてしまいました、11月22日の夜から24日まで、二泊三日の京都旅行!京都は何回も行っていますが、いつ行っても楽しいですよね。今回は今まで怯んで避けてきた紅葉ハイシーズンの京都観光に挑戦しました。 ここから …(続きを読む)
図書館の魔女という超大作が突如発刊され、その類稀なる面白さに噂が噂を呼び、その後「烏の伝言」という外伝を発表し、続編となる「霆ける(はたたける)塔」を執筆中だと発表した後、沈黙を守っていた著者・高田大介さん。 ※ちなみに …(続きを読む)
前回ブログで「一度は行きたい本の宿まとめてみた」を書きましたが、 (沢山リツイートやいいねしていただき有難うございましたうへへ)一度は行きたいなら、もうさっさと行けばいいじゃない!と思い立ち、早速近場かつお値段も手頃な「 …(続きを読む)
チープなタイトルですみません。全く別物ではあるのだけど、バレエを舞台にした、芸術に狂わされていく人々を描く…という共通項でね、ついついこんなタイトルにしてしまいました。 本作との出会いは昼休みのツイッター。食後から昼休み …(続きを読む)
2014年に発売された本作。直木賞受賞作品でもあり、当時CMも沢山流れて居たので、記憶に残っている方も多いでしょうね。 又吉さんの「凄かった。西加奈子の全部がここにある」というナレーションが今でも思い起こされますが、(い …(続きを読む)
ひとり旅にガンガン行くタイプなのですが、一度やってみたいことがあります。 それは、本を読むための旅。本と旅、旅と本……そんな夢のような時間は、どうしたら過ごせるのかなと考えてみました。 いい…とても楽しそう… そんな野望 …(続きを読む)
どうも、タイトルで全部語っていくスタイルの旅行記です。 フェアバンクスの市内観光は、観光スポットがまあまあ散らばっているため、徒歩移動は出来ません。 また、オーロラ目当てであれば必然的に雪深いため、レンタカー移動も難しい …(続きを読む)
「薔薇のマリア」という作品が大好きすぎて大好きすぎて、ずっと作品を追いかけ続けている十文字青さんという作家の新シリーズ。 (薔薇のマリアは語り出すと止まらないのでこちらのページ参照)(ただしスマホは未対応なんだすまない) …(続きを読む)
夏休みの旅のお供に読んだ本。いやあ夏らしい爽やかな、超王道・ど真ん中なファンタジーだったなあ。ピュアピュアな作風に仕事で荒んだ心が洗われていくようだった。安心感のある物語っていいよね。 記憶喪失の囚われの少女と奴隷に落と …(続きを読む)
あっはっは油断してたら2019年ももう8月、あれっ、今年もあと4ヶ月で終わり…!?そんな時期に年末旅行の記録を思い起こすなんて鮮度落ちすぎな感もありますが、でも渡航前に、本当にアラスカの情報が少なさすぎて困ったので、そん …(続きを読む)
中学校の三年のときだったか、英語の時間の雑談で「You are the apple of my eye」ってイディオムの意味が《あなたのことは目に入れても痛くないほど愛してる/大事だ》だと教えてもらったとき、皆はリンゴ …(続きを読む)
羊と鋼の森を読んで、原民喜に興味を持った人も多いと思う(わたしも、もちろんその一人)。それほど、彼の人の引用された文章は印象的だったから。 「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深い …(続きを読む)
令和になりましたね!普段仕事でもなんでも西暦ばかり使っていて、「和暦ってちょっと使い所分からないよね」みたいなことを(すみません)正直思っていましたが、譲位による祝賀的な改元はお祭りみたいで楽しかったですね。 皇位継承を …(続きを読む)
一応読書感想ブログにも関わらず本の感想じゃなくて恐縮ですが、年末にアラスカのフェアバンクスに行ってきましてね。 オーロラを見るために行ってきた訳なのですが、オーロラ観測スポットは何もアラスカだけではなくて、他にも「カナダ …(続きを読む)
ものすごいディープな一冊でした。 「霊応ゲーム」を読んでから、「パブリック・スクールってめっちゃロマンですやん…」と胸を熱くさせていた所に、 そんなニッチなニーズに真正面から向き …(続きを読む)
Amazonでも高評価ですね。 それも納得の仕上がりでした。 内容と感想をざっくりと こんな内容 保険、年金、住宅ローン・・・営業担当者に言われるがまま契約してしまったあなた、 …(続きを読む)
表紙が毎回うつくしいのです……。 本棚があったら表紙を横並びにして飾りたいほど。 そんな本棚、無いけどもね!(涙) 表紙に描かれているモチーフが、その巻のキーワードを表しているので 読み終わっ …(続きを読む)
テレビアニメ化おめでとうございます〜! 後宮の奥深く、<烏妃>と呼ばれる妃が住んでいる。その妃は、妃でありながら夜伽をすることのない、とくべつな妃だった。漆黒の殿舎のなかでひっそりと暮らし、外に出てくることはめったにない …(続きを読む)
「この光と闇」の偏りっぷりが刺さったので、 解説の皆川博子さんが絶賛していた本作に挑戦することに。 この光と闇の感想はこちらから! https://sunset-r …(続きを読む)
だいたいこの手の本は星三つになりますね。 (星三つの基準は、“興味があるなら読んだらいいことあるかも”ってレベル) だって、興味のない人に勧めても面白く読んでもらえないものね、この手の本って。 …(続きを読む)
Amazonランキング第1位(売れ筋ランキング 2017/5/28~6/2)ブックファーストランキング1位(文芸書週間ランキング 2017/6/5~6/11、2017/8/21~27) んまぁ〜なんと輝かしい!  …(続きを読む)
文庫化されましたね!書店でこのオーブリーの絵を見るとドキッとします。 あらすじとざっくり感想 現代のロンドン。日本からビクトリア・アルバート美術館に派遣されている客員学芸員の甲斐祐也は、ロンドン大学のジェーン・マクノイア …(続きを読む)
不思議で哀しくて美しい作品。 史実を下敷きとした生々しいほど確かな手触りなのに、 内容はファンタジックでもあるというギャップが、不思議さの要因かなあ。 17世紀のオスマン帝国、そ …(続きを読む)
もっともメディア化されている荻原作品ですね。 この度、荻原作品ロケ地巡りとして、玉置神社に行ってきたので、 雰囲気を出すために1巻を読み返してみたら、 むちゃくちゃ面白くて、旅行の間に気がついたら全6巻一気読みしてました …(続きを読む)
桜庭一樹作品の中で、一二を争うほど好きな作品です。 初めて読んだ時、「こんな作品を描ける男性がいるなんて、ジーザスなんてこった」と思ったものですが、(桜庭初心者にありがちな勘違い)その後、桜庭さんが女性だったことを知り、 …(続きを読む)
かげろうのように儚い、幻のような少女たちを描いた短編集。 4つの短編に登場する少女たちは皆、 残虐さと、諦念と、退廃と、出口のない衝動にもがいている。 不健全なんだけど、でも妖し …(続きを読む)
彩雲国物語が大ヒットした雪乃紗衣さんの新作ファンタジーシリーズ。 二国間が争いを続ける帝国と王朝を舞台に、 親世代と子世代の運命と恋を描いた悲壮感溢れるファンタジー。 これまでの感想は以下のリ …(続きを読む)
あなたを、助けたい。 学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇 …(続きを読む)
すごいものを読んでしまった感がすごい(頭痛が痛い的な言い回し) 33歳のダメニートが「いっそのこと人間をやめたらどうか」と思い立ち、 あれこれ奮闘した結果ヤギになるまでを描いたサイエンスドキュ …(続きを読む)
敬愛する皆川博子さんの「開かせていただき光栄です」「アルモニカ・ディアボリカ」が面白すぎて「ああ、最&高だなあ…」などと浸っていた時、 表紙が似ているということで目に入ったのが本作でした。 タイトルもいいですよね、この闇 …(続きを読む)
ついに読みました、動物農場。 ディストピア文学が急に読みたくなって色々検索していた過程で、 (詳しくは下記の記事を参照) 有名SFとして紹介されていた本作。 読んで …(続きを読む)
(壮大なイメージ画像、溢れ出るロマン) ディストピア、という言葉を聞いたことはあるでしょうか。 ズートピア🐰🦊じゃないよ。 (ところでご存知でしょうか、ニックとジュディって3 …(続きを読む)
祝映画化☺☺森山未來さん好きなので観てみたいなぁ。ネトフリ未加入ですが… ということで、今回は原作小説「ボクたちはみんな大人になれなかった」のご紹介です。 加速して増殖する仕事量、お金の話も …(続きを読む)
彩雲国物語作者の待望の新シリーズ! という触れ込みの本作、3巻が上下巻に分かれていて、ひとまず上巻だけ読みました。 (下巻は予約待ち) ちなみに、1巻と2巻の感想もそれぞれ書いてます。 1巻で …(続きを読む)
読書術、という言葉を聞くとそわそわしてしまいます。 読書を愛する人はみんな、「もっと効率よく読みたい、読んだ本を記憶に留めておきたい」と思うはず。 そんなうまい話は無いよなと思いつつ、あったら …(続きを読む)
(読んだのはノベルス版だけど、文庫の方が手に入りやすそうなのでこちらを貼ります) ざっくりあらすじと感想 ツイッターでフォローしてる方(ところでフォロワーの対義語って無いからこういうとき不便ですよね)が「#名刺代わりの小 …(続きを読む)
文庫が出たみたい、最高!買おうかな。 ※追記:買いました。文庫だと、単行本の巻末付録(解剖ソングの歌詞全文)にプラスして、巻末に解剖ソングの楽譜と、短編「チャーリーの受難」が収録されています。二度美味しい!(?) ざっ …(続きを読む)
ざっくりあらすじと感想 読み始めてしばらくして、「あっこれ外で読む本じゃないな」(エロ的な意味で)と思ったけど、 そんなに激しい描写は無かったからセーフだった。(そういう問題か) ※少し前に「 …(続きを読む)
ざっくりあらすじと感想 2012年の完結から数年、ファン待望のスピンオフが出ました。 アニメ化も果たした人気の高いシリーズ作品です。 熊野の山奥に神主の孫として穏やかに暮らしていた主人公・泉水子が特殊な力に目覚め、同じく …(続きを読む)
実利の小さい学問の存在理由は、人類の知的好奇心である。縄文人の土偶製作も、火星人の破壊工作も、ダウ平均株価には一切影響を与えない。それでも人は土偶や火星人の動向を知りたくてしょうがない。 しかし、好奇心があってもきっか …(続きを読む)
本好きなら誰もが抱える問題… 積ん読 わたしもその悩みを抱える一人です。 とにかく読みたい本が多すぎる!あれもこれも読みたい!面白そう! でも読む時間がない!眠い!寝たい!寝かせろ! そうして …(続きを読む)
「僕は昔の話より、今のあなたの方が好きです。眠れないくらい後悔してるあなたが」(P404) 彩雲国物語の作者の10年ぶりの新シリーズである「レアリア」 帝国と王朝という二国間の争いの中心人物となった二人の魔 …(続きを読む)
社会人になって数年が経ち、もう若手とは言いにくくなってきた今日この頃。 学生の頃から比べれば、少しはレベルアップできたかなあと思う一方で、 まだまだ、埋めようもないくらい、学ばなきゃいけないことがあるなと 途方に暮れる日 …(続きを読む)
桜庭一樹さんらしいテイストの詰まった短編集。 珍しくSFテイストのものもあれば、お得意の女子高校生が主役のもの、 名作「私の男」を彷彿とさせる父娘の物語など、全7篇。 ざっくり感想 桜庭さんの文章は、可愛ら …(続きを読む)
「”道化師”。六番目の席を埋める者。帝国のありとあらゆる罪なき者、また罪深き者を代表する者よ。声なき者の声を聞き、目となり耳となり、最後の一票を投じるお方。現帝国宰相セシル・ラ=ラ・ゼノン。皇帝に …(続きを読む)
狭かった。学生時代は狭かった。 広いところに出たはずなのに、なんだかとても窮屈だった。 馬鹿だった。学生時代のあたしは本当に馬鹿だった。 おカネもなかったし、ついでに言うと色気もなかった。 二度とあんな時代に戻 …(続きを読む)
はやぶさを下車した21番線ホームから、新幹線の改札を経て、その先は道案内の表示板に目を配り、キャリーバッグを転がす旅人やビジネススーツの男女や、外国人観光客らにまじってコンコースをめぐり歩いたすえに、およそ半時間がかり …(続きを読む)
あの子は睡蓮にはなれないわ。あなたとは違う。あの子は沼には入れないの。冷たい泥の感触を感じることはできない。さっきあなたは妬んだでしょう、あの子の優しそうな無垢な表情を。あなたは今まで苦しんでいたでしょう、ベッドで何度も …(続きを読む)
ハリポタ好き和製ファンタジー好き異類婚姻譚好き これらのうち二つくらい当てはまるなら、きっと面白い!そんな作品でした。 後述しますが、いろんな作品に影響を受けながら、ご自分なりの世界観をめいいっぱい楽しんで描いた、という …(続きを読む)
10代の頃に一度読んで 「なんか主人公の子が報われなくてかわいそう…」 と思ったきり再読していなかった「これは王国のかぎ」、10年以上ぶり(ヒィ🙄)に再読です。 ところで最近再読熱が冷めやりません。 昔読 …(続きを読む)
美国が暮れに松籟館に残る決心をしたのは、別に大層な理由があったわけではなかったが、寛司が残ると聞いたのもその一つであることは確かだった。 (書き出しより) 恩田陸作品は、スッキリ&モヤモヤの軸と、青春&ミステリーの軸とで …(続きを読む)
始めてサイトを作ったのは、遡ること中学生のときだったので… 今からおよそ15年前くらいのこと…?(ヒエッ とにかく、やっとやっと「Sentimental Sunset」のVer3.0ができましたー! 正直疲れたしモチベ維 …(続きを読む)
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