【超詳細レポ】積ん読解消パックで、どれだけ本が読めるのか?
前回ブログで「一度は行きたい本の宿まとめてみた」を書きましたが、
(沢山リツイートやいいねしていただき有難うございましたうへへ)
一度は行きたいなら、もうさっさと行けばいいじゃない!と思い立ち、早速近場かつお値段も手頃な「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」さんへ行ってきました。
まず基本情報から
積ん読解消パック、という本読みが震えて飛びつきそうなプランを提供してくれているこちらのお宿、まず基本情報から。
- 宿泊サイト → 楽天トラベル
- 住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上742
- 選書した人:不明
- 蔵書数:不明(あんまり多く無いよ)
- 料金:な、な、なんと1泊2,970円〜、不安になるほど安い…
「湯河原チルアウト」という分かるんだか分かんないんだかなコンセプト。
※チルアウト、チル:
音楽ジャンルの一つが語源の模様。
個人的なイメージは「のんびりまったりと、ひと匙の退廃」。
運営はL&G GLOBAL BUSINES, Inc.。というホテル経営会社さんです。
現役東大生のプロデューサーさんが率いている会社、という点がユニーク。
参考記事(事業構想オンライン):
httpss://www.projectdesign.jp/201807/area-hokkaido/005109.php
「大人の原稿執筆パック」などユニークなプランを提供していて、その中の一つに「積ん読解消パック」があります。
・コーヒー/紅茶の飲み放題
予約サイトより
・チェックイン前の本のお預かり及びチェックアウト後の本のご郵送
・読書枕“HONTO”のお貸出し
・スタンドライトのお貸出し
・湯河原源泉掛け流しの天然温泉(温泉での読書はご遠慮いただきます)
・wi-fi・電源使い放題
・読書灯・しおり貸出
・ホットアイマスクプレゼント
ということで休暇を取り、木・金・土の二泊三日で行ってきましたー!
余談:お宿の着くまえのちょっとした出来事
(描いてみたら余談がすっごく長くなってしまったので、もしあれだったら上の目次から飛ばしていただいて…笑)
旅館への送迎バスは一日二本(15:45と16:45、要予約!)、湯河原駅から出ているようです。
宿でゆっくりしたかったので、15:45を予約しました。
湯河原駅に着いたのが14時30分くらいだったかな。
お昼ご飯を食べていなかったので、ちょっと遅いけど腹ごしらえ…
ということで食べログを検索した結果、湯河原駅周辺で有名なのは
①飯田商店(ラーメン)
②坦々やきそば
の二つのようだ、ということが分かりました。
このうち飯田商店さんは整理券必須の超行列店らしく、あと駅からもちょっと遠いので、今回は難しそうなので断念。
しかしラーメンが食べたい気分にはなってしまっている…
坦々やきそばも美味しそうだけど…
と迷う中で、また別の候補が浮上してきました。
小田原系ラーメンの源流。湯河原「味の大西」
食べログ口コミより
ラーメン屋の口コミって妙に意識高いよね…
と思いながらも、もうこちらに心奪われている自分がいた。
ちょうど坦々やきそばのお店も「味の大西」さんからすぐ近くだったので、お店の雰囲気とかを見て決めればいいかな、と思い歩き出すこと数分。
営業してんのかな?
と不安になる程に素っ気ない外観。
よく見るとガラスに「営業中」と書かれた手書きの張り紙が。
あっ、やってるんだ…と思った瞬間、もう後には引けないというか、入るっきゃ無いでしょ、という心境に。
こんな素っ気ない外観から繰り出されるラーメンは美味しいに違いないと自分を奮い立たせ、手動のドアを開けました。
店内は広くて、時間も15時前とちょうどお暇な時間帯、先客が一人きりだったので、さらにビビリながら入店。
店員のお兄さんが近づいてきて、「ここの席でいい?」と一言。
あっ、親戚みたいな距離感のパターンですね。
わたしも店員さんに接客スタイルに寄せに行き、有難うございまァす!とハキハキ声を出しつつ、出口付近のテーブル席に着席。
五目そばなど、一部のメニューはこの時間帯やっていないとのこと。
こちらのお店のキラーコンテンツがワンタンメン若しくはチャーシューワンタンメンであることは予習済みなので、ここはワンタンメンをお願いすることに。
しばらくすると、案内してくれた方とは別の店員(いずれも40代〜50代男性)がジョッキに入ったお茶を持ってきてくれる。
「はいこれっ、うちのラーメンは油と塩分が強いから、杜仲茶ねっ!」
そして去り際に振り向きながら、
「油を分解してくれっから!」
と超ニッコリ。
(気持ちのいい笑顔とはこのことか…)と感慨を伴うレベルでした。
さて、ワンタンメンの到着です。
まずチャーシューのゴロゴロ感にびっくり。
もやし、ねぎ、メンマなどの具の脇にワンタン!これも大きい。
早速いただきます…!(ここから食レポ風に書いてみる)
味のしっかりした醤油系、ちぢれた麺が絡む。
チャーシューの無骨さもいい。
「トロトロしたチャーシューなんざ軟弱者の食べるもの」という
店主の叫びが聞こえてきそう。
そしてワンタン。
皮にも味付いてます?と確かめたくなるくらい、皮がもう既に美味しい。
具の部分はプリッとしていながら、
肉の味がしっかりしている。でも餃子とは全く異なる味。
スープと一緒に食べる。美味しい。
でもスープ餃子とは全然違って…なんだろうなあ、
ニンニクやニラとか、野菜類の味付けではなくて、
もっと肉々しい感じで、濃いスープに最高に合う。
いやぁ、美味しいなこれ…
ボリュームたっぷりなので、食の細い女性だと食べきれないと思います。
しっかり食べる派のわたしもやや苦戦しながらも完食し、すっかり胃も心も満ち足りた気分。(むしろ夕飯が食べられるのか不安になる)
食べている間、店員さんの様子を見るともなしに見る。
チャーシューか何かだけ注文していた女性が受取りに現れたものの、全然準備してなかったらしい店員さんがバタバタしている。
お母さんくらいの年齢の女性の店員さんもいらっしゃって、タレだかソースだかの入ったボトルが逆さになると垂れるのではと男性店員さんが詰めたものを詰め直してて、それに対して男性の方がいやあれでいいんだ云々とワーワーやってたり、それが終わると男性店員さんが外にいるちびっこに「まだバスケやってる?」と声をかける。
ああいいなあ、このローカルな雰囲気。
レトロな雰囲気をすっかり堪能したところでお会計。
「お姉さんひとりで旅行?寂しいねえ」と男性店員さん。
「あらそうなの?寂しいわねえ」と女性店員さん。
「いや、急に休みが取れたんですが、友達が捕まらなくて」とわたし。
嘘ですごめんなさい。
読書したくて敢えて一人で来てます、とは説明が面倒だったのでそう答えてしまいました。
「宿取れた?」と話を続ける男性店員さん。
女性一人客は自殺するかもしれないから受け付けないことも多いとか。
会社の人にも同じことを言われたことがあったので、「取れたんですよね〜」自然に返答できました。
(心の準備なく急に言われたら、なんでそんな事聞くの?と驚いてしまいそう)
「どこ泊まるの?」と聞かれたので宿名を答えると、「まだやってるんだ!あそこ、コロプラの副社長が経営してたんだけどダメになって、最近経営が変わったんだよ」と教えてくれた。
なんだその謎情報。気になったのでその後すぐ検索しましたが、詳細は分かりませんでした。
(『コロプラ 副社長 ホテル』で検索。そりゃ出ないか)
もうちょっとちゃんと聞けておけばよかった。笑
「ちぼりスイーツファクトリー行ったらいいよ。ディズニーランドのお菓子作ってたこともある。この裏、左行けばあるよ」と男性店員さんが。
「お土産も買えるわよ、お茶もできるし、そこら辺のカフェよりいいかも」と女性店員さんも熱心に勧めてくれる。
「一緒に遊んでくれる男の子引っ掛けて来たらいいよ」と男性店員。
「でもいい人ばかりじゃないから、悪い人もいるからね」と女性店員。
…と口々に色々言ってくれて、もうヘヘッてなるしかないよね。
最終的には「彼氏に振られたの?」とまで聞かれて笑ってしまった。
そんなこと無いんですよ、ひとりで気ままに旅行するのが好きなんです。
※読むと気を悪くする方もいるかもしれませんが、そうだとしたらちょっと書き方がよくなかったのかもしれませんが、わたしは特に嫌な気持ちにはなっていませんよ。だってお二人が心の底から「ひとりで旅行なんて寂しい」と思っているのが伝わってきて、それがなんだか可愛らしくて、わたしはただヘヘッとなって、ニヤニヤするばかりでした。
さて、店員さんにせっかく勧めてもらったので、全然行くつもりではなかった「ちぼり湯河原スイーツファクトリー」にも行ってみることに。
味の大西さんから、3〜4分の距離かな。
でかいね。
チボリ公園ってあるけど、同じ話かなぁ?と思いつつ中へ。
(チボリってあれですね、イタリアの地名なんですね)
入るとすぐ、イタリアお土産コーナーがあって、イタリアの地名であることに気づく。お土産は中々に可愛らしい。
そのほかには、キッズスペース、カフェスペース、店内で食べる用のスイーツ、持ち帰り用のお菓子コーナーがあり、試食も結構な種類ができるし、クッキーの食べ放題もあるし、新しくて綺麗で、平日昼間なのにそれなりの賑わい。なるほどね。
けど、ついさっきこってり醤油ラーメンを食べたばかりなので、スイーツは全く必要ない。
ぐるっと一周して、会社のお土産にできる心惹かれるお菓子も見つからず、お手洗いだけお借りして失礼することに。
(お手洗い、めっちゃ数あって綺麗なのでおすすめです)
きっとバスツアーなんかがあったら絶対寄るんだろうな。
味の大西・ちぼりスイーツファクトリーの近くに、ティースタンド「サ行」さんがあることも予習済みだったので、送迎バスまでの間に立ち寄ることに。
こりゃまたおしゃれな佇まい!
湯河原全体に漂うレトロ感の中で、ここだけ表参道の装い。
まだ飲んだことのなかったチーズクリームドリンクにトライして見たかったので、「チーズクリーム烏龍茶」を頼みました。
他にも、本格的なお茶(緑茶、紅茶、烏龍茶…)が楽しめる模様。
うーん、映え!
とりあえずチーズクリームだけひと舐めしてみる。(行儀悪くてすみません)
チーズクリームって甘いのかと思ってたら、しょっぱいタイプのクリームでした。
クラッカーにつけたら絶対美味しいやつ。
かき混ぜて…という店員さんの説明に従い混ぜながら飲む。
あんまり混ざらない。ごっつい分離したまま。
そういうもんかと思いながら飲む。うん、これは冷たい烏龍茶ですね。
そのまま混ぜたり、混ぜなかったりしながら飲む。
徐々にチーズクリームと烏龍茶が混ざり合い、さっぱりしたお茶に、これまたさっぱりした塩味が加わる。
なるほど…これはこれで…。
この後、いよいよ送迎バスの時間が近づいてきたので移動しながら飲むことに。
歩く振動でドリンクも混ざり、いよいよ烏龍茶が白濁してくる。飲む。
すっかり別の飲み物、といった様相でした。
なるほどチーズティーは、味の変化を楽しむ代物なのかもしれませんね(知らんけど)。
味の大西とティースタンド「サ行」さんは本当に隣接しているので、ぜひセットで行って見て欲しいです。なんとなく、店舗間の仲はよくなさそうだけど笑
お宿の感想
すいません、ようやく宿に向かいます。
湯河原駅に現れた全身真っ青な送迎バスには、わたし以外に男性お一人が同乗しました。
バス内はまさに「チルアウト」って感じのミュージックが流れ、(分かりづらいですね。わたしSpotify愛用者なのですが、そこにあるチルアウトのプレイリストに流れていそうな…というか…)
バスはどんどん、どんどん坂を登っていく…。
いや、これすっごい急坂だね???
車体が傾いてちょっと笑うレベル。
前に座っていた乗客のお兄さんがシートベルトしていたのでそれに倣ってベルトしていた訳だけど、これはベルトしてた方がいいわ。
おそらく10分少々で宿に到着です。
外観とチェックインまで
鳥居風!
(到着時はさっさと宿に入ったので、(正確に言うと、従業員さんとお兄さんがさっさと入ったので、恥ずかしくて写真撮れなかった)これは翌日の写真ですが)
提灯!
この「いかにも外国人が好きそうな日本風」が内装コンセプトなのかしらん。
靴は自分で靴箱に入れて、鍵も自分で管理するスタイルです。
先にお兄さんがフロントに立ったので、わたしはカフェスペースの方に通され、こちらでチェックイン手続き。
積ん読解消パックのプラン説明、食事の時間、帰りの送迎の時間を決める。
(この時、三日目の予定を決めていなかったので、送迎は後からでもいいですかと聞くと快諾してくれたので、後からにした)
記入が一通り終わり目をあげると、わたしがいる位置から通路を挟んだ反対側には畳敷きの小上がりスペースがあってクッションが配置されている。
湯上がりや食後に、ここで過ごすのが気持ち良さそう。
…そんなスペースの、クッションの間から、裸足の足裏がこんにちはしてて、ちょっとびっくりする。笑
本体(?)はわたしの座っている場所からは見えないものの、なるほど、くつろぎのあまり寝転んでいる様子。
「これが、明日のわたしの姿なのかもしれない…」と思うと、さながら阿片窟に足を踏み入れたような心地がしました(言い過ぎ)。
バスの運転をしてくれた従業員のお兄さんとフロントに立つお兄さん、どちらもお宿のロゴが入った羽織を着ていて、どちらもお若い。
年下か、同年代か、年下かな…と言う感じ。20代前半…大学生かも…?
どちらも明るくさっぱりとしていて、感じが良かったです。
と言うか総じてスタッフの皆さん、にこやかで気持ちが良かったな。
先客の手続きが済んだので、フロントに向かい、先払いを済ませる。
金〜日の二泊三日、5食付きで24,000円。わーいお手頃!
お部屋は302号室、ここからは一人で。
宿の構造は少し変わっていて、フロントがある場所が4階。
客室は1階から3階で、エレベーターはなし。
エレベーターなしと聞くと抵抗あるかもしれませんが、実際は宿がこう…半分半分というか…各階への昇り下りが浅いので、エレベーター無くても不便は無かったです。
もし足の悪い方がいても、そんなに苦にはならないんじゃないかな。
バリアフリーではないので、必要な方は受け入れ可否と事前に確認された方がいいと思います。
お部屋はこんな感じ
施設全体から漂う「外国人が考えるNIPPON」感が部屋からもビンビン漂ってきます。
逆サイドから撮るとこんな感じ。
奥の障子を開けると、
芝生!笑
写真には写っていないですが、芝生側には洗面台があります。
ドライヤー、化粧水・乳液・メイク落とし・洗顔料兼手洗い石鹸完備。
洗面台の下には冷蔵庫とゴミ箱(ペダル踏む式)もありました。
人をダメにするソファ「Yogibo」と、ちゃぶ台と、お布団。
置いてあるものが少ないので、部屋が広く感じられますね。
この上に置いてある紙には「プライバシーを重視するため、布団は自分で敷いてね」みたいなことが書いてあります。上手いこと言うもんだなあ(感心)
残りの施設として、共用部とお風呂をご紹介しておきます。
ラウンジ(カフェスペース)
天井がとにかく高くて、それが気持ちいい。開放感。
これが家やカフェで読書するのとの最大の違いかな…と個人的には思いました。
ライブラリーは正直なところ、思ったより冊数が少ない。笑
けど、初めて知ることになった「真鶴出版」さんとコラボした書架には、面白そうな本があったので、ここから2冊くらい読みました。
あとは漫画もいくつか置いてあるので、読書目的ではない人も、ちょっとした暇つぶしには持ってこいかもしれないですね。
積ん読解消パック利用者が寄贈したという寄贈棚もありました。
ここには恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」など、最近流行った本もありました。
(こういう時に「薔薇のマリア」を寄贈したいという衝動にかられるのだけど、わたしの手元にも1冊ずつしかないので躊躇われるのだよね)
お風呂
お風呂は2階にあります。自販機とポットに入ったお水もあるよ。
ただし自販機に牛乳は無いので、風呂上がりの牛乳は我慢だね。
写真撮影ははばかられたので、お宿の公式写真を引用しときます。
脱衣所はまあ、普通。ここはそんなに手を入れて改修した様子では無く、割と昔のまま、という印象。
ドミトリーもあるからか、洗濯機と乾燥機が一台ずつあります。
洗剤ってフロントに売ってるのかな?特に表示はなかったので、洗濯機利用したい人は、事前に確認するか持って行った方が無難かもね。
わたし、脱衣所の清掃がこまめであるほどいい宿である、という持論を持っているのだけど、そこからいくと、このお宿は微妙でした…。
わたしが宿泊した木曜日は、見かけたスタッフさんが男性2名だったので、そもそも利用時間中の清掃は期待できないのだけど、髪の毛が落ちてたり、床がびしょびしょだったりすると、湯上がりのいい気分が台無し!(from 鬼滅の刃・甘露寺さん)
という気分になってしまいますね。
ということで、脱衣籠の横にあった収納扉を開いたら床用のクイックルワイパーがあったから、自分で拭き掃除しました。いっそのことおしゃれなクイックルワイパーを見える場所に置いといてほしいわ。自分でやりますんでね。
髪を乾かす洗面台は3台、ドライヤー2台とヘアアイロン(カール用)が1台。
ドライヤーは、なんと無く部屋にあったものの方が新しそうだったので、わたしは髪をざざっと拭いた後に部屋で乾かしてました。
部屋と同じ化粧水などのアメニティがあるほか、コットンや綿棒もありました。シャンプーハットは無かったな(欲しかった)。
お風呂の中は、壁にドドンと富士山の絵が。
銭湯のタイルアートでは無く、ややポップなテイストで描かれていて、壁にシート貼りしてあるのかな?直接書いてある感じではなかったな。
残念ながら露天風呂は無いし、窓も締め切り(開けちゃダメ!と書いてある)なので、まあ普通のお風呂ですねという印象。洗い場は5箇所くらいあったかな。
積ん読解消パックの感想
施設紹介も一通り済んだところで、いよいよ「積ん読解消パック」でどれだけ本は読めるのか?
どんな風に過ごすのか?ということを書いていこうと思います。
何回記事書いても、不必要なほどに長くなってしまうんだよなあ。ごめんなさい。
チェックインから夕食まで
チェックインしたのが大体16時過ぎ。
前述の通り、お昼ご飯をがっつり食べてしまったので夕食は19時からでお願いしていました。
さてその間、一通り部屋や施設内の散策も完了し、さあいよいよ読書…
とはなりませんでしたよね。うんスマホいじっちゃったよね。
折しもこの日はマリオカートツアーのリリース日。
一通りやり込んでしまった。
何なら食事の前にお風呂済ませようかな?などと考えていたけど、入れるはずもなかった。
※積ん読解消パックでは「デジタルデトックス」として宿の方にスマホ等を預けられるサービスもあるので、それを利用してもいいかもしれないです。
わたしは勇気がなくて(どうしても必要な時に宿の人から回収するのが恥ずかしすぎて)試せなかったけど。
ということで、ほとんど読書をせぬまま夕食へ。
飴色玉ねぎと青ネギがどっさり載せられた牛丼です。
写真にはちゃんと写っていないけど、温玉とお漬物もあります。
男性でも満足できるように、ということなのか、ご飯もりもりなので、少食の人は予めご飯少なめでお願いしてもいいかも。
牛肉一枚一枚がビッグサイズなので、ご飯を包むようにして、飴色玉ねぎも沿えて、一気に頬張る!
美味しいけど、正直なところ肉質はさほど良くないように感じた。
美食家が集うような種類の宿ではないかな…という印象。
この日、わたしが食堂にいる間に姿を見かけた宿泊客は、わたしを含め3名。いずれもお一人で、女性と男性。
そしていずれも、20代半ば〜後半のように思われました。
食後の読書タイムとちょっとした出来事
食後は飲み放題のコーヒーや紅茶をいただきながらようやく読書タイム。
他の宿泊客も、それぞれの居場所を定め、ラウンジに居を構えている様子。
従業員の方は、ラウンジの奥(がおそらく台所)に引っ込み何やら作業をしているようで、カウンターの呼び鈴を鳴らすと奥から出てきてにこやかにドリンクを出してくれます。
従業員もアラサー(あるいはもっとお若いかも)、
宿泊客もアラサー(あるいは以下略)…
このお宿、夜な夜なアラサーが集う伏魔殿みたい…
ドリンクサービスは20時まで。
従業員の方が、「お部屋に持って帰る用のポットを用意しますか?」と聞いてくださるので、引っ込み思案でもポットサービスを甘受することができましたありがとうございます。
しかも!何回も紅茶をお代わりしていたので、従業員さんが「紅茶のご用意もできますよ」と申し出てくれてシビれた。(案内には、ポットサービスはコーヒーのみと書いてあるので)
※ただし、ポット自体にコーヒーの匂いが染み付いてしまっているようで、コーヒーの匂いがする紅茶、という訳わからん飲み物が生成されてしまい、残念ながら美味しくなかった。笑
可能であれば、ポットを漂白するか、紅茶用のポットがあると…嬉しい…
それから、ちょっとした出来事がありました。
ラウンジで本を読んでいたら、バスを運転してくれたお兄さんがおずおずと声を掛けてきてくださり、ナンジャラホイと話を聞いてみると、積ん読解消パックの新たなサービスとして、お風呂で本が読める道具の貸し出しを10月から開始予定なのだとか。
ただし、今はお試しで2個だけ購入している状態なので、良ければモニター的に使ってみて感想を聞かせてくれないか…というもの。
面白そうな話じゃないか、とすかさず了承し道具をお預かりした。
いや、なんだこれ。笑
お兄さんが必死に装着方法を教えてくれたのだけど、彼も使ったことは無いらしく、二人で首を傾げつつ、とりあえず受け取ってきました笑
21時を過ぎたところで部屋に引っ込むことに。
前述のお風呂読書道具や、わたしが持ってきた本や、紅茶のポットとカップなど、すっかり物が散らばった状態なので、まあ二往復しようかなと腰をあげると、従業員さんがお部屋までお茶をお持ちしましょうか、と申し出てくださいました。
ホ、ホスピタリティ…ありがたい…
お風呂とお部屋での読書
浴衣はロビー横から自分の好きな柄を選ぶスタイルなので、お部屋からタオル類を持ち、浴衣を選び、そこからお風呂へ。
浴衣は4種類あったかな。サイズも男女分けた上でSMLと三サイズあるので、安心です。
わたしの他に入浴客はお一人。
お風呂読書道具を持ち込んでいるので、ちょっとした気恥ずかしさがある。
頭と体を洗い終え、早速お風呂読書道具を試すことに。
お湯があっちぃ!
空気パンパンの方が読みやすそうだけど、空気弁に口つけたく無い!
でも、お湯につけたら浮力で本が浮くのが面白い!
指サックでのページめくりが意外とやりやすい!
と、新しい読書体験に脳内わちゃわちゃ状態。なんだこれ楽しいな。
でも、やっぱりお湯熱いし、結局内容が頭に入ってこない。笑
のぼせないようにお風呂の段に腰掛けて半身浴状態になる訳だけど、そうするとこんな大仰に本をカバーする意味もない訳で。
この道具の醍醐味は、思いっきりお湯に体を沈めた状態で、すなわち普段なら絶対にできない姿勢で読書ができる、という点だと思うので、お湯の熱さは結構致命的なように感じました。
(今思えば、湯船の段になってる部分にうつ伏せになったら結構楽しい感じになるんじゃないかな?)
まあとにかく、普段とは違うお風呂を楽しむことができました。まる。
お部屋に引上げ、自分で敷くよう指示が出ている布団を敷き、ポットの紅茶を啜りながら、クッションに埋もれ、あるいは布団に寝転び本を貪り読む。
さだまさしの「眉山」で泣きに泣き、本屋Titleの開業秘話にしんみりする。
自然と眠くなったので、0時半頃に就寝しました。
朝ごはんと湯河原散策
翌日、8時に朝食をお願いしていたのでその前に朝風呂…と思ったけど、まあ無理だったよね。
一応、浴衣からその日着る予定だった服に着替えラウンジへ。
(浴衣で朝ごはん食べている人も居たから浴衣でも問題ないと思います)
朝ごはんはアジの干物!
隣町の真鶴では干物が盛んらしく、湯河原も駅前に干物屋さんがいくつかあったことを思い出しました。
なかなか干物をメインディッシュにする機会も無いのですが、焼いた干物はパリッとしつつも、身には程よい油っぽさもあり、塩っ気もあり…めちゃくちゃ美味しい!!!
いやもう、本当にすごく美味しかった。お土産に欲しいレベル。
多少お行儀は悪いものの、朝食を食べながら宿の雑誌をめくる。
食後、紅茶をいただき(コーヒー味はしないので、やはり昨晩のものはポットが原因なのだなと思う)、雑誌を読み終わるまでラウンジで休憩。
9時〜10時はラウンジの清掃時間なのだとチェックインの際に案内を受けて居たため、部屋に一旦引上げ、さて今日は読書をしたものか、あるいは散歩でもしようか、しばし思案。
天気もいいし、このまま動かないとお昼ご飯にお腹が空かないな…と思い、周辺を散歩することにしました。
昨晩車で駆け上がった坂を、自らの足で下る。半端なく急。
これ雨降ってたら危険を感じるし、ヒールの靴だと危険なので絶対降りるのやめた方がいいです。帰りの上り坂を思いげんなりしながら、それでもとにかく降っていく。
膝が笑いだした頃、バス通りにぶつかります。
もし湯河原駅から送迎を使わずに来る場合には、この辺りまでバスで来ることになると思うけど、そこから先の急坂は自力で何とかしないといけないので、可能な限り送迎を利用した方がいいと思います。
周辺には老舗旅館が軒を連ね、美味しそうな和菓子屋さん「小梅堂」も。
(有名なお店の模様。きび餅(わらび餅的なもの)が名物。会社への土産にしようかと思ったけど、日持ちが4日間なので諦めた)
お目当の万葉公園に到着。独歩の湯、という足湯施設があるとのこと。
せせらぎが気持ち良い。
入り口から独歩の湯までは階段を登っていくので、ここもヒールやサンダルではちょっと大変かも。
独歩の湯に到着。市外の利用者は300円。
専用サンダルに履き替え、平安京を模したという風水によってデザインされたいくつかの足湯を巡る…という趣向のもの。
うーん…独特…笑
足湯しながら読書と思っても、日陰になる部分が殆どないので難しいこと、何より一人で足湯巡りしても楽しくなさそうなので、利用は見送りました。
足湯の入り口にあった説明書きの看板がやたら気合が入っており一読の価値がある、という点が注目ポイントです。
この後、川ぞいに東屋があったことを思い出し、そこで30分くらいかなあ、文庫本を読み、公園内を一周し、再び急坂に挑み、お宿へ帰着しました。
個人的には、万葉公園にわざわざ行く価値はさほど無い、という結論に至りました。
ただ、湯河原では「ホタルの夕べ」が開かれているらしく、(会社の先輩が何度か行っているらしく、後からオススメされた)あるいは紅葉の時期など、季節を楽しむにはいいかもしれないですね。
お昼ご飯と、ひたすらに読書タイム
12時少し前にお宿に到着。晴天の上り坂に汗が止まらない。
出迎えてくれた従業員さんも、わたしのドロドロな状態を見て取ったのか「一度部屋に戻りますか?」と声をかけて下さる。ありがてえ。
部屋に戻り、持参した汗拭きシートでささっと汗をぬぐい、改めてラウンジへ。
昼食はサーモンと紫キャベツがマスタードとビネガーで味付けされ、バケットに挟まれたサンドと、サラダと、たっぷりのポテトフライ。
サーモンサンドは手がビッシャビシャになるのがやや難ではあったものの、バケットも硬すぎず柔すぎず、なかなかに美味しかったです。
食後、さあいよいよ夕食まで読書と洒落込もう、と意気込み、部屋から本・持参したチョコレートを持ち、ラウンジに陣取り、紅茶をいただき、読書タイムへ突入。
徐々に傾いていく太陽の光、Yogiboに沈めた身体を時々動かし、ひたすらにページをめくり、文字を目で追い、時たま紅茶をすする…
ああ、贅沢だなあ…
ラウンジの壁にはコンセントが2箇所ずつあり、充電もバッチリできる点もありがたい。
チルなミュージックも煩くない音量で心地よく、イヤフォンで耳を塞ぐ必要もないのも嬉しい。
紅茶をガブガブ飲んでいるので、身体を動かしがてら自分の部屋にトイレのために何度か戻る。
広い共用部と自分の部屋が近いのが快適で、プチデジタルデトックスというか、携帯やパソコンを部屋に置いておけば、より一層読書に集中できるかも。
(途中、鍵を部屋に置いてしまい、締め出されて従業員さんに助けを求めるしかなくて恥ずかしかった…気を緩めすぎるとこんなことになるので注意が必要です)
最後の晩餐・最後の夜
日もすっかり沈み、本もそこそこ読めたので、この日は夕食前に一度お風呂に入っておくことにしました。
(もう一回お風呂読書道具を持ち込んだ。前日の反省を活かし、空気弁は使わないものの、なるたけ空気を沢山入れたので、昨日より快適に読書できました)
さっぱりした気持ちで、最後の晩餐をいただきます。
唐揚げー!塩味で、身も柔らかく、かなりハイレベルな唐揚げでした。
そしてね、最後の晩餐だからということで、ビールもいただきました。
地ビールとかあるのかな?と思ったけれど、全然東京にもある銘柄でしたへへ。
ちなみに飲み物はチェックアウト時ではなくその場での現金精算ですよ。
食後、昨晩と同じく紅茶をもらい、ラウンジで読書タイム。
この日も再び紅茶をポットでもらい、部屋へ引っ込む。
22時半頃に再度温泉を味わおうと湯船にささっと浸かり、布団にごろ寝しながら、やっぱり読書。
地味だけど、贅沢な時間だな…と満足している間に、いつしか寝こけていました。
※積ん読解消パックでは電気スタンドも貸し出してくれるらしいので、スタンド使えば布団から身を起こさずに消灯できて最高かもしれないです。(後で気づいた)
そしてチェックアウトへ
この日は最後だから!と気合で少し早くに起きて、朝風呂へ。
基本、どの時間帯に入っても他の入浴客は1〜2名で快適でした。
最後の朝ごはん。本日は鯖のみりん干し。
みりんの甘さと焦げ目が相まって、これも美味しかったなあ。
でも、焼いたみりんってテカテカペタペタするからお箸にくっついてちょっと食べにくかったな。アジの干物がやはり至高でした🤔
チェックアウトは10時なので、朝食後は部屋を整え、チェックアウト後にやることを考えつつ、10時に退出。
宿泊料金は前払いだし、夕食時のドリンクは都度精算なので、チェックアウトはフロントに鍵を返すだけです。かーんたん。
後述しますが、ランチにお宿の近くのフレンチに行く予定だったので、それまでは引き続きラウンジで読書させていただくことに。
従業員さんに、近くのレストランを予約したのでそれまで居ていいか…と断りを入れ、読書開始。
カフェカウンターにお水があるのでそれをいただく。
(隣に女性三人組がいて、大きいiPadとペンを持って作業していて、わあきっと「原稿執筆プラン」の人ダァ!と思ってふふふとなった。作業に疲れたのか、しまいには皆さん横になって寝ててちょっと笑った)
読書していると、断りを入れたお兄さんから、レストランまで車で送ってくれるという神提案が…!
ありがたくお願いすることに。本当にありがとうございます。
だってね、徒歩だと昨日と同等の急坂を20分弱登らなくてはいけなくて、いや勿論覚悟はしていたけど、ひとかけらの送迎希望の思いも添えて、「近くのレストランに…」と言ってみたのでした。言ってよかった。
予約を12時にしていたので、11時50分くらいにお兄さんに声をかけてもらい、いよいよレストランへ出発!
二泊三日、お世話になりました。
再び余談:湯河原ランチは「エルルカンビス」さんを推す
宿を出発し、急勾配を登ること5分少々。
(本当に送迎してもらってよかった…)と何度も思ったので、何度もお礼を言いました。
お兄さん「えーっと、この辺ですかね…あ、これかな?」
わたし「ここですかねぇ⁈」
なんて一幕もありました(実際にはこの御宅の少し先に入り口があります)笑
去りゆくお兄さんを見送り、さあいよいよ到着です。「エルルカンビス」!
もうね、外観からして素敵です。
大きな暖簾をくぐり扉を開け、
更にその奥の引き戸を開けると、開放的な空間と、窓の外に広がる竹林、そしてキビキビと気持ちのいい店員さんに出迎えていただきました。
お昼のコースは3,500円と5,000円の2種類です。
高い…高いけど、でも絶対その価値がありそう…ということで、昨日の夜に電話で予約を入れさせていただいたのでした。(HPに前日までの要予約、とありますので、お電話しましょうね)
https://herlequin.com/index.html
さて、小心者なので、3,500円コースと、それから炭酸水をお願いしました。
(炭酸水もワインと同じような形で冷やしてくれて、都度グラスに注いでくださる細やかな接客をしていただきましたふふ)
痛恨なことに、コースのメニューを記録し忘れたので、以下、とっても美味しかったご飯たちの正式名称は不明です。すまん。
全部美味しかったです。
フレンチのランチなんて中々食べないので3,500円という価格設定が妥当なのかどうか、自信はありませんが、個人的には納得の価格!むしろ有難うございました!
帰りは湯河原駅までタクシーを使いたかったので、「きっと同じような客が沢山いるだろうから…」と、お会計の時に恐る恐るタクシーを呼びたい旨を伝えたところ、お店の方で手配をしてくださり、席で待たせていただき、タクシーが到着した時にも、お店の方にお声がけいただきました。
最初から最後まで、お世話になりました。次は誰か連れて来たいなあ。
その後、タクシーの運転手さんと軽妙な会話を楽しみ、
(エルルカンビスさんは、オーナーシェフが東京で修行を積んだのちに湯河原でお店を開いたので、地元客というよりも、わざわざ訪うお客さんが多いのですって)
その後、会社へのお土産を購入し、
(熱海の分店が多いのだよね…住吉屋さんのフィナンシェ買いました)
レトロなカフェでお茶をして、
(ウエストさん。未来永劫こんな雰囲気なのだろうね。…と思いきや、トイレが超最新でニヤついてしまった)
特急踊り子に飛び乗り、東京へと帰りましたとさ。
まとめ:で、結局何冊読めた?
最後に肝心の、積ん読解消パックでどれだけ読めたのか?について。
雑誌も含めてしまいますが、二泊三日の滞在で、これだけ読みました。
- さだまさし「眉山」
- 沢木耕太郎「深夜特急」1〜3
- Hanako No.1168 [幸せをよぶ、神社とお寺。] ※
- GENIC 2019年7月号 ※
- 辻山良雄「本屋、はじめました」※
- 影山知明「ゆっくり、いそげ」※
※はお宿の蔵書を指してます。ということで、結果は6冊+雑誌2冊でした!
(スマホいじらなかったらもっと読めたな…)
感想は別記事に書こうと思いますが、以下簡単な感想をば。
さだまさし「眉山」
さだまさし好きとして、曲だけではなくて小説も読まねばと思い、今回の旅行を機に購入しました。
ずるかった。絶対泣くもんこんなのやられたらさあ!
(なんなら行きの東海道線から泣くの我慢してた)
沢木耕太郎「深夜特急」1〜3
旅を愛するものとして、バックパッカー界の聖書と名高い本作をいつか読まねばならぬよな…と思い、今回の旅行を機に購入。
面白い…面白いぞ…!10代だったらリュック抱えて飛び出してたかも。
Hanako No.1168 [幸せをよぶ、神社とお寺。]
こういう雑誌に紹介されている寺社仏閣は大抵チェック済なのだけど、今回は「御岩神社」が特に気になったなあ。近いし行ってみよう。
GENIC 2019年7月号
初めて読んだのだけど、「どうやって撮ってるの?」っていうフォトジェニックな写真の裏側がいっぱい載っててかなり面白かった。
(海外インスタグラマーがどうやって写真を撮ってるのか、引きで見せるような構成になっていて、タネを知るとああそうなのねってなるものだったり、一方でめちゃんこ力技だったりもして興味深かった)
辻山良雄「本屋、はじめました」
荻窪にある本屋Titleというお店の開業秘話。
これも面白かったなあ。自分の偏った読書を自覚したよね。
影山知明「ゆっくり、いそげ」
有名なカフェ「コロラドコーヒー」の店主が語る未来の形。
店主の影山さんが外資系企業でバリバリやっていた方だけに、企業に身を置く人に特に伝わりやすい文章で、あたたかい光があったね。
最後に:The Ryokan Tokyoの対象年齢はアラサーまで?
おかげさまで超満喫させていただいた「積ん読解消パック」、そして余すことなく堪能させていただいた「The Ryokan Tokyo」さん。
本記事を読んで利用を検討されている方がいたら、ちょっとお伝えしておきたいことを最後に書き残しておきます。
- 持ち込んだ方がいいもの①:お菓子(お宿には飲み物の自販機のみなので。読書時、紅茶とか飲みながら何かつまみたいよね)
- 持ち込んだ方がいいもの②シャンプーリンスや化粧品などのアメニティ(正直、品質には期待してはいけないのでね)
- うっかり使い忘れるもの:配られた「蒸気でホッとアイマスク」(持ち帰りました)(まだ使ってない)
- 借りた方がいいもの①スタンドライト(寝落ちできる)
- 借りた方がいいもの②読書用枕「HONTO」(借りられるってチェックアウト時に知った…使って…みたかった…)
- その他:散歩したいならスニーカー必須
- その他:蔵書は全部で100冊程度。そこに期待してはいけない
これまでも書き連ねてきましたが、従業員さんも皆さんお若く、施設の雰囲気もポップ寄りなので、うっかり壮年のご夫婦がいらしたら、正直なところちょっと浮くと思う。
施設もね、保養所をリノベーションしたものだそうで、高級旅館にはとても追いつく代物ではありません。その代わり、ちょっとした遊び心と、細やかなサービスが魅力な訳で。
それと、従業員の方の、元気のいい接客も気持ちが良かった。
高級旅館のようなおもてなし…とは少し違う、従業員さんの目線が近い感じの接客が魅力でした。
一泊目の夜に味わった、従業員も宿泊客もみーんなアラサー、というゆるくてちょっとわくわくする雰囲気に不思議な魅力を感じたこともあって、ぜひアラサーに集っていただきたいお宿だなあと。
東京から1時間ちょっとで行ける湯河原、ふらっと訪れてみたらどうでしょう。
(個人的には車で行った方がいいと思う。公共交通機関利用で動ける範囲だと、観光スポットが…正直しょっぱめなので…(小声))
こんな長々とした旅行記、最後まで読んでいただき有難うございました!また本を楽しむ旅を書いたら更新しようと思うので、本選び・旅の参考になりましたら幸いです。