【2024年版】全国22選!読書旅で泊まりたい「本の宿」まとめてみた
※以前書いた記事の表示が崩れてしまったので、最新版まとめてみるかァ!の気持ちで書いてみました。
ひとり旅が好きでよく出かけるのですが、目的の一つに「どっぷり読書」があります。世の中に浸透しているかはさておき、ひとりだからこそ自由気ままに行動できて、非日常に浸れて、そして読書が捗る!最高です。
どれだけ世の中に浸透しているかは分かりませんが、読書旅、推して行きたい。
- 好きな作品の舞台となった場所に行く(いわゆるロケ地めぐり)
- 好きな作家の生まれた街に行く
- ローカル線に揺られながらのんびり読書する
- 自然豊かな場所で読書する。森林浴とか、芝生に寝転ぶとか
- マイナスイオンを浴びながら読書する。滝とか、清流とか
- ライブラリーのある宿に行く
- 布団に寝転がって読書して、そのまま寝落ちする
- 旅の間にこれを読み切る!と決めて読書する
- 旅先のカフェで読書する
そんな読書旅(読書泊、と表現している投稿も見かけました。なるほど)を充実させるための重要な要素といえば、宿ですね。
最近はブックホテルと銘打つお宿も増えていますが、いつか泊まってみたい「本の宿」をまとめてみました。
★実際にわたしが行ってきた読書旅は、カテゴリーにまとまっているのでよろしければ〜!
関東・甲信越エリアの本の宿
(1)箱根本箱(神奈川・箱根)
- 宿泊サイト → 一休
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-491
- 選書した人:YOURS BOOK STORE
- 蔵書数:約12,000冊(すごい!)
目下、一番気になっている本の宿かもしれません。
2018年8月オープンの新しいブックホテルで、「本との出会い」「本のある暮らし」がテーマなのだとか。
何が気になるって、雑誌の「自遊人」がプロデュースなところ。
絶対、感度の高い大人向けの、おしゃれな設えに違いない!
新刊と古書、洋書あわせて約1.2万冊!暮らしに彩りを添えるジャンルとして、「衣」「食」「住」「遊」「休」「知」を中心に選書し、ラウンジやレストラン、ショップなどとシームレスに「本のある暮らし」を提案します。
公式HPより
館内に置いてある本はすべて購⼊可能。『箱根本箱』は、本をインテリアとして捉えるのではなく、実際に「買える」ことにこだわった施設で、日本初の「本が実際に買える、本をコンセプトにしたホテル」です。ブックストアのコンセプト⽴案、選書、システム管理、VMDは⽇販のブックディレクションブランド『YOURS BOOK STORE』が担当。ディレクターは『YOURS BOOK STORE』より染谷拓郎が担当します。
YOURS BOOK STORE…初めて聞いたので調べてみたら、日本出版販売株式会社(通称は日販っぽい)という、出版社と書店の間に位置する取次や商流を担う国内最大手の企業とのこと。
この会社が新規事業として始めたのが本にまつわるプロデュース業で、この箱根本箱も日販の保養所をリノベーションしたものらしいです。
とにかく内装というか、本がズラーっと並んでいるところが壮観で!この映え力、大事ですよね〜
お値段が贅沢なのですが、一度は泊まってみたい……!
(2)THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA(神奈川・湯河原)
こちらの旅館は、世にも珍しい積ん読解消パックが用意されている旅館です。
解説:積ん読解消パックとは…
- 1泊2日3食(夕食・朝食・昼食)付き ※2泊3日5食付きも!
- yogibo付きの和室でリラックス
- コーヒー・紅茶飲み放題(最終提供20時まで)
- 湯河原源泉掛け流しの天然温泉(16:00−翌08:00)
- Wi-Fi
- 電源
- 各種レンタル品
- チェックイン前の本のお預かり及びチェックアウト後の本のご郵送
- 読書枕“HONTO”のお貸出し
積ん読解消パックだけでなく、大人の原稿執筆プラン(pixiv協賛!)や資格取得応援プランなど、ユニークなプランがあり、日帰りでインク調色体験ができたりと、趣向を凝らしたイマドキなお宿です。
積ん読解消パックがどんなものか気になる方は、2019年に実際に泊まってきたレポをご参照ください!(その後リニューアルをされたようなので、館内の様子は結構違うかも)
(3)BOOK AND BED TOKYO(東京・新宿/大阪・心斎橋)
※以前は池袋と浅草にもありましたが閉店した模様…残念!
泊まれる本屋という触れ込みで、現れた時には結構話題になりましたよね?
ふかふかなマットレスも無ければ、
低反発の枕も無ければ、
軽く暖かな羽毛の布団も無い。
最高な環境での良い寝心地は、
ここにはありません。
あるのは、
読書をしてたら(マンガでも良いですよ)
いつの間にか夜中2時になってて、
もうあとちょっとだけって
まぶたが重くてたまんない中も読み続けてたら、
いつの間にか寝てしまった。
そんな、誰もが一度は経験した事があるであろう
最高に幸せな「寝る瞬間」の体験です。だから、コンセプトは泊まれる本屋®︎。
公式HPより
(あ、本は売らないです。言うなればってやつです。)
もう、惚れるじゃないですか、こんなコンセプトの施設!
基本、カプセルホテルのような設えなので一人で泊まる感じです。
(店舗によっては二人で泊まれるところもあるみたい)
<新宿店>
<心斎橋店>
あんまりお金をかける気持ちはないけど、ブックホテルを試してみたい!という方にはおすすめかも。
(4)Book Hotel神保町(東京・神保町)
世界一の本の街・神保町に生まれたブックホテルです。
ビジネスホテルをリニューアルしたような風貌で、ピカピカ!おしゃれ!という感じでは正直無いのですが、選書サービスがあったり、漫画等とコラボしていたり、運営を頑張っている印象のホテルです。
武道館や東京ドームにも近いので、遠征のついでにせっかくなら!という方におすすめかも?
こちらも実際に宿泊してみたので、気になる方はご一読ください!
(5)Manga Art Hotel(東京・神田)
こちらは読書の中でも、漫画に特化したユニークなホテルです。
- 宿泊サイト → じゃらん
- 住所:東京都千代田区神田錦町1丁目14番地13 ランドプール神田テラス4階、5階
- 選書した人:不明
- 蔵書数:5,000冊
5000冊の漫画に囲まれて、思うさま読み尽くし、読みながら寝落ちする…という特別な体験ができてしまいます。”大人になったんだぞ”感が楽しめて良かったです。
※作りはカプセルホテルなので、苦手は方には難しいかも。男女別フロアなのでそこは安心です!
(都内でお手頃価格なら積極的に泊まっている)
(6)クインテッサホテル東京羽田 Comic & Books(東京・蒲田)
2022年開業の新しいホテルです。羽田空港へのアクセス抜群の京急蒲田(ファミレス行こ……!)にあります。
在庫のない漫画は取り寄せ可能と、肝入り感がすごいです。
都内在住ゆえ、早朝便の前入りにいいかも?と思いつつ、こんなに漫画があったら絶対に夜更かししてしまうので前入りには向いてないなと思いました笑
(7)星野リゾート リゾナーレ熱海(静岡)
みんな大好き星野リゾートより、リゾナーレを二つご紹介します。
※ちなみに「リゾナーレ」は”洗練されたデザインと豊富なアクティビティをそなえる西洋型リゾート”がコンセプトらしい。
美しい写真集、旅の本、デザイン本など、約600種類の本が揃います。
公式HPより
何とロマンチックな空間…白い砂が敷き詰められてるんですって!
そして、通年やってる熱海の花火大会を見ることもできるし、秋にはムーンロード(満月の前後数日間、海面に月光が描き出す月の道)が見られるとのこと。
なるほどこれがコト消費…と思わせる仕掛けが、さすが星野リゾートさんだなって感じですよね。
星野リゾートはふるさと納税対象なので、楽天トラベルクーポン(30,000円〜)や宿泊クーポン(100,000円〜)を駆使すれば、痛みが少なく泊まれる……かも!
(8)星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳(山梨)
こちらは「ファミリーリゾート」というコンセプトで再生を果たした星野リゾートの再生案件第一号としても知られていますね。
宿泊客だけでなく日帰りでも楽しめるように、特にこれまで客室だったホテル1階部分に店舗を誘致することで賑わいを生み出した「ピーマン通り」が有名ですよね。
お気に入りの本を読みながらコーヒーを愉しめる、寛ぎのブックストア。
公式HPより
美しい写真集や旅の本など、多彩な本が並びます。
ゆったりとした時間の中で、お気に入りの一冊を探してみませんか?
お土産にも適した雑貨やポストカードもご用意しております。
宿泊客だけのライブラリーではなく、誰でも行けば入れるブックカフェもあります!
ドライブで寄ってみたのですが、ピーマン通りでは食べ歩きができたり、かわいらしい雑貨が売っていたり。ブックカフェの選書も素敵で、立ち寄りでも十分楽しめます!宿泊者専用ライブラリー、気になるなぁ。
こちらもふるさと納税を駆使すれば、あるいは……!?(楽天トラベルクーポン(30,000円〜)や宿泊クーポン(100,000円〜)など)
(9)蓼科親湯温泉(長野)
★実際行ってみて、おすすめできる…!と思いました!
当宿自慢の「みすずLounge & Bar」はみすず書房の社主が茅野市の出身であり、また「岩波の回廊」は、同じく岩波文庫の創業者も諏訪市の出身であることから、 出版事業を通して日本の文学、哲学に多大な功績を残し続けていることを誇りに思い、その名を冠したスペースを創りました。
皆様にも文化の華咲く土地を感じて頂きたく、約3万冊の蔵書を取り揃えてお寛ぎのひと時に、ワインやウィスキーを片手に愉しんで頂けたらと思っております。公式HPより
と記載がありますが、この30,000冊のライブラリーが圧巻で、入った瞬間から幸せを噛み締めていました。
ご飯も美味しい、温泉あり、お部屋は古いけど清潔、ライブラリー楽しい!最寄駅から送迎バスが出ているので、ひとりでも辿り着けるところもポイント高しです。
☝︎気持ちがほとばしる感想
宿のリピートってほぼしない(新しいところを開拓したくなる)のですが、これはリピートしたい…!と思いました。
(10)桝一客殿(長野)
- 宿泊サイト → 一休
- 住所:長野県上高井郡小布施町大字小布施815
- 選書した人:当主の蔵書らしいよ
長野・小布施にあるお宿。
コンセプトが特徴的で、一回行ってみたいなあと思わせるユニークさなのです。
2007年9月2日オープン。桝一の主人の「本来、我が家にお泊りいただくところを…」の気持ちから、「桝一客殿」と命名しました。「蔵部」や「桝一市村酒造場本店」を設計した建築家ジョン・モーフォード氏が、「小布施に来たら、こんな所に泊まりたい」との思いを自ら具現化した宿です。長野の老舗砂糖問屋さんから移築した土蔵3棟を中心に7棟の木造家屋により構成され、内部は完全西洋式しつらえです。
一休より
どうやら、蔵と木造家屋が点在する、その集合体を「桝一客殿」と呼ぶみたい。エモい…
北海道・東北エリアの本の宿
(11)小樽旅亭 藏群(北海道)
こちらも先ほどの桝一客殿に似て、蔵がそのまま客室になっているようです。
昔ながらのものを活かして、今時のホテルにするって、何ですかね、無性にロマンを掻き立てられるというか…素敵やん…ってなりますよね。(素敵の押し売り)
ライブラリーの他にも、茶室・カフェ&バーもあるそうなので、日常の喧騒を忘れ、心を静めるような、豊かな時間が過ごせそうです。
まあ、こういうところに泊まりたいから、日常では一生懸命働いてる訳だけどもね!
※日常から離れるためにこういう場所に来るわけだけれど、一方ここに来るためには頑張ってお金を稼ぐしかないわけで、働くことを忘れるために働く…?あれェ循環してる…?という気持ちに、しばしばなりますよね。
(12)望楼NOGUCHI登別(北海道)
登別といえば熊のイメージですが(乱暴)、こちらは全室温泉展望風呂付きスイートの「大人のプライベートホテル」。ええ、全室温泉展望風呂付きですから…お高いです……
でもねえ、素敵なのですよ、気になる。
当館の経営者・野口秀夫が厳選したふたつの文庫の総称です。ひとつは、野口が読んだ本を並べた「オーナー文庫」。もうひとつは、北海道を舞台にしたミステリーを揃えた「北海道ご当地ミステリー文庫」です。お好みの本は、BARやラウンジでお読みいただける他、お部屋にもお持ちいただけます。一休より
と〜っておきの記念日に、どうでしょう!
(13)SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(山形)
2018年9月にオープンした話題のホテル。
山形のウユニ塩湖、とも言われているほか、山形庄内に住む人から旅行者まで自然体で交流できるコミュニティホテル、というコンセプトが話題を呼んでいるように思います。
建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞した坂茂氏の設計というところも気になります!
コンセプトがくっきりしてて、あとお値段も手が届く価格で(大事)、ぜひ一回行ってみたいなあ、と思うお宿です。
北陸・東海エリアの本の宿
(14)ランプライトブックスホテル(愛知)
これも界隈では有名なので(だから何の界隈だってば)聞いたことある人も多いかもしれませんね。名古屋に行く機会があれば一度利用してみたい。
「本を読むことは、旅をすることに似ている」
公式HPより
なんて言いますよね。
だったら、「本の世界を旅するためのホテルが
あってもいいのでは」そう、私たちは考えました。
こだわりの本をとり揃えた1階の本屋さんで、
その日の一冊を選び、
読書をするためにつくられたお客様の部屋で
夜通し本の世界に没頭してもらう。
そんな、現実の旅だけではない、
ちょっぴりマニアックな旅のかたちを
ランプライトブックスホテルがご提案いたします。
気合の入ったコンセプトポエムにグッときますね。
このホテルの特徴は、24時間営業のブックカフェが併設されているところ。朝型の人も夜型の人も、等しく楽しめそうです。
(15)INTRO玉川(金沢)
こちらは少し毛色の変わった、1日1組限定の1棟貸切タイプのお宿です。
キッチン・寝室・そしてライブラリーコーナーが揃った戸建て?的な施設を自由に使えるのだとか。
こちらは利用したことが無いのですが、一棟貸切のお宿って心置きなく寛ぐことが出来るので、わたしはよくエアビー(Airbnb)を使って利用しています。
ライブラリーがある一棟貸切は珍しい!かなり広々な施設なので、友人とのグループ旅行やファミリーにぴったりっぽい!
近畿・山陰・山陽エリアの本の宿
(16)すみや亀峰菴(京都)
木材のぬくもりの中に鉄の素材がアクセントになりライブラリー空間をスタイリッシュに引き締めています。調度品には北欧のデザイナーズチェアやアンティークが置かれ、洋館の応接室の様なレトロモダンな雰囲気。
一休より
そんなライブラリーでは季節ごとにコンサートやワインイベントなどが催されます。また、約500冊ほどの本の中からお気に入りの一冊を選んでゆっくりcafeを楽しむことができます。
亀岡って京都の北西に位置しているので、例えば嵐山観光にはぴったりだし、嵯峨野線といえばトロッコ列車が有名ですよね。
トロッコ列車に揺られてお宿に向かい、温泉と本と美味しいご飯に癒され、ぐっすり寝た翌日はゆっくり嵐山観光……良い……(嵐山って、市内に泊まって向かうにはちょっと遠いですよね)
(17)TUNE STAY KYOTO(京都)
入口?のライブラリーが圧巻!
宿泊者限定、ただし未購入品の部屋への持ち帰りNGとのことで、本屋さんがホテルに入っている感じなのかもしれませんね。
ライブラリーだけでなく、クラフトジンやショートフィルムも楽しめるとか。次の京都宿はここかな……!(京都って面白いホテルが次々出てくるから、泊まるところ迷っちゃいますよね)
(18)城崎温泉 三木屋(兵庫)
志賀直哉ゆかりのお宿、とのこと。
旧き良き温泉街に佇む、創業300年の日本旅館です。
公式HPより
『小説の神様』と呼ばれた文豪、志賀直哉の名作「城の崎にて」はここから生まれました。
創業300年…!
建物も昭和2年(一部昭和30年)から続く木造建築なのですって。国の登録有形文化財にも認められているのですって。古民家好きとしては、もうこれだけで疼いて…くる…!(誰)
※そのように古い建物なので、エレベーターは無いそうですよ。一階にも客室があるようなので、足が悪い方はそちらを利用するのがいいかもですね。
旧き良き時代の逗留者がそうであったように、滞在中は時間を忘れてゆっくりとお過ごしいただけるようにライブラリーを設置しました。ブックディレクター幅允孝氏のセレクトで「本を読みたくなる本棚」を作りました。
一休より
2013年にリニューアルされているそうだから、古き良き日本家屋がきっと快適に楽しめるのでしょうね。残念ながら志賀直哉にあまり思い入れは無いのですが、もし「城の崎にて」を読むなら、三木屋さんで読んでみたいなあ。
☝︎インスタの写真、どれも素敵!端正なお宿。
(19)庭園の宿 石亭(広島)
庭園の宿、という名前の通り、回遊式庭園が自慢のお宿とのこと。
庭園を囲むように離れの客室が建っていて、館内のあちこちに気の利いたちょっとした空間が潜んでいるらしいです。
吸吐文庫はスーパー文庫と読みます。手の跡の残る少々くたびれた、多岐にわたる本の数々。小説、美術、建築、料理、漫画。一見混沌とした書棚は、そのタイトルを眺めるだけでもわくわくしてくる。
公式HPより
すごーーーーい!偏屈爺さんの書斎みたい!(どんな比喩)
この中で、時間が過ぎるのも忘れて文字に埋没できたら、どんなに幸せだろうか…いいな…
四国・九州エリアの本の宿
(20)BBC長湯 (大分)
全6室の小さなお宿ですが、全室に台所・書斎・テラスを完備とのこと。
そして、「林の中の小さな図書館」という別棟には山岳図書が13,000冊収蔵というマニア向けの品揃えで、宿泊者以外も100円(やっす!)で中に入れるとのことです。
旅行作家・野口冬人氏蒐集の山岳図書13000冊を収納。「冬人庵書舎」と名づけました。併設の講座室では、小さな音楽会も開かれます。畦地梅太郎の版画展を常設。高田力蔵、田崎広助など日本を代表する山岳画家の絵も展示しています。
公式HPより
洋風の設えが何とも「森の中」感があって素敵だなあ。全体的にノスタルジックな香り漂うお宿という印象なので、これはもう1週間くらい滞在して、自炊とかもして、自然の中でゆったりと読書したいなあ…出来たらいいなあ…
(21)泊まれる図書館 暁(佐賀)
泊まれる本屋ならぬ、泊まれる図書館の登場です。
な、なな何と、一日1組限定なんですよ。これは是非、一度は行ってみたい…(ゴクリ)
暁の蔵書は現在1,400冊。これは九州の本好きにそれぞれ20冊ずつ選書してもらったものです。
公式HPより
テーマは「自宅の本棚にずっと置いておきたい本 BEST20」。すなわち、すべての本は誰かが選んだ「一生もの」の本であり、その一冊一冊には、「なぜその本を大事にしているか」の理由が添えられています。
古民家に泊まれるだけでも素敵なのに、そこに1,400冊もの本があって、それらに囲まれながら寝るなんて…東京からチャレンジするには相当大変だと思うけど、思い出した時に空室検索してみようと思いました。まる。
※2019年4月〜昼間の営業は休止中とのことです。
- 住所:佐賀県佐賀市富士町古湯761-1
- 選書した人:本好きの九州人たち
- 蔵書数:約1,400冊
(22)ハミルトン宇礼志野(佐賀)
何て読むのかな??と思ったら、うれしのですって。
嬉野温泉という名前には聞き覚えがありますが、こちらのお宿も嬉野温泉に位置しているようです。
こんなところに泊まった日にはあれですよね、ひたすら華族の令嬢ごっこに明け暮れてしまいそう。
ロビーには、美をテーマにしたライブラリーを設けました。気ままに美術全集などをめくりながら、時間の流れをゆっくり楽しんではいかがでしょうか。この蔵書約1,000冊はすべてお客様のためにご用意しました。日本陶磁体系や日本の随筆全100巻、そして懐かしい岩波の少年文学全集など、日頃なかなか読む時間のとれないそんな本たちをお部屋へ貸し出ししております。
一休より
暖炉もあるらしいライブラリー、重厚な雰囲気が蓼科親湯温泉に少し似ていますね。映画の世界のような雰囲気が、人を惹きつけるのかなあ。
まとめと感想
いやー…長かった。ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございます。
普段は頑張っても一泊15,000円くらいの宿に泊まるので、一人当たり40,000円オーバーのホテルの公式HPなど当然見たこともなく、その意味でも「本の宿」というテーマでいろいろ調べて面白かったです。
やっぱり公式HPに気合が入ってると、それだけでも「行ってみたい!泊まってみたい!」という気持ちになりますね。
他にも「こんな本の宿、あるよー!」という情報をお持ちの方は、ぜひこっそり教えてください。こっそり調べて追記します😂
最後までお読みいただき、有難うございました!
今回は本の宿について必死にまとめてみたのですが、普段は読んだ本の感想を書き連ねています。
星1つ〜5つまで個人的評価別にカテゴリ分けされているのと、「ファンタジー」「偏愛」など、キーワード別にタグ付けしてあるので、是非気になる本を探してみてください。
カテゴリ別に本を選ぶ
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★★★:もし興味があれば読んでみたらいいと思うレベル
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どうか、あなたの本選びの参考になりますように!