Kindle Unlimitedでコミックエッセイ漁り読み
暑い日が続きますね。「日中は暑いから、夕方になってから食材買い出しに行くかな〜」と思っていても、いざ夕方になったら外出が面倒すぎて、結局冷凍食品や宅配サービスに頼る日々が続いています🙂
そんなとある日曜日、キャンペーンで利用料が安くなっていたKindle Unlimitedを利用してひたすらコミックエッセイを読みまくりました。おすすめのものからうーんそこまで…というものまで、幅広いな〜色々あるな〜と思ったのでまとめてみました。
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※たまに2ヶ月99円とか超お得キャンペーンもやっているので、その時に入会するのが断然おすすめです！
（通常は月額980円なので、正直本好きのわたしに取っても決して高くないのだけど、コミックエッセイだって買うと1,000円以上するものも多いので、本当は一冊読むだけでも元は取れてるんですよね…でもやっぱりためらう…）
ちなみに、アンリミテッドキャンペーンを利用して、本が何冊読めるかチャレンジした記事もあります。こちらもよろしければ。
コミックエッセイって、恋愛・子育て・家事・家族・ペット…と、身近なテーマが多いのが魅力ですよね。ついつい読みだすと止まらなくなっちゃう。そんな魅惑のコミックエッセイワールド（？）に、ぜひKindle Unlimitedを使って飛び込んでみましょう〜
※一部、”エッセイ”では無いものも含みます。細かいことはお気になさらない方向でひとつ！
猫のようなナニカ／アヅミイノリ
主人公の小学生・連矢くんが拾ってきた猫っぽい生き物。”それ”は天井に貼りついたり、首輪をぬるっとすり抜けたり、明らかに猫ではないのだけど、連矢くんはその全てを「猫ってこんな感じなんだな」でスルーしていきます。ちょっとシュールな感じですね。
そんな連矢くんと”ナニカ”（猫の名前）と、連矢くんの同級生たちが織りなすほのぼの（？）日常モノです。
ナニカが連矢くんラブなのが可愛らしいですが、まあ、すごく面白いというほどでは無い、という感じです。ちょっと変わったペットものが読みたい方はどうぞ。（こんな感じのお話なので、もちろんエッセイでは無いです）
ナイフみたいにとがってら 反抗期男子観察日記／月野まる ★おすすめ！
高１と中２の息子を持つお母さまのコミックエッセイ。高１の長男の方が反抗期真っ只中で、お母さまと日々バトルを繰り広げています。中２の次男はお母さんと一緒に寝ようとする（！？）など、まだまだお母さんっ子で、キャラの違う二人の息子をドタバタしながら育て上げる姿に畏敬の念を抱かずにはいられません。大変そう…
反抗期長男も優しい一面を見せたり、お母さまや次男くんを気遣ったり、根が優しい子なのだと伝わってきて、お母さまの愛情溢れる筆致が印象的です。
デレる（？）長男の優しさにほっこりしつつ、「この反抗期が終われば長男はもう大人になってしまって、いつかこの家を出て行くんだな…」という一抹の寂しさがかなり良いエッセンスになっています。全然関係ないのにちょっと泣きそうになったもの。月野一家に幸あれ。
全４巻のうち、２巻までKindle Unlimitedで読むことが出来ます。２巻では次男に思わぬアクシデントがあったり、スマホデビューしたり、色々ありつつも息子二人のさらなる成長が見れて良かったです。４巻まで読んだら泣いてしまうかもしれない。
うちの兄貴の様子がおかしい。／ダメ山角子
愛犬の湿ったお鼻をこよなく愛し、一人称は「お兄様」で、急に踊り出し、チョコタルトづくりが得意…と、何かと奇行が目立つお兄さまとその周辺の日々を軽やかに描く家族モノのコミックエッセイ。
四六時中テンションが高いハッピーお兄さまで、こんな人存在するのか…？とイマジナリー説を疑ってしまうくらい、とにかく陽気です。すごい。反抗期エッセイ読んだばかりなので、このお兄さまに反抗期あったのかとかすごく気になってしまう。
作品自体のテンションというか漫画表現から、勝手にうすた京介リスペクトを感じ取りました。うすた好き・家族モノ好きは楽しく読めると思います。
プリンセスお母さん／並庭マチコ ★おすすめ！
ツイッターで定期的にバズっているので、見たことある方も多いかもしれないですね。
母の妄想についていけない話を漫画にしました pic.twitter.com/kNY3oephpx
— 並庭マチコ＠プリンセスお母さん👸3巻発売中 (@manga_m) May 31, 2019
とにかく癖が強いお母さまとマチコさんとのやり取りが愉快で、終始ニヤニヤしながら読みました。お姉さまもお父さまもキャラ強めで、なるほど類は友を呼ぶというか、癖の集積って起こるものなんだな…としみじみします。お母さまのキャラが徹底しすぎてて、イマジナリーの可能性は無いなと確信できるところも評価ポイントです。
（いや、捏造でも構わないのですが、ジャンルがエッセイなだけに、赤裸々さというか生っぽさも大事だよなと思ってしまう派です）
お母さまには是非、何かの手違いでポール・マッカートニーと対談の機会が与えられてほしい。
わが家のたっくん アホ兄に振り回されています／星倉ハル
お兄さんモノをもう一作。こちらは陽キャを煮詰めたようなとにかく明るいお兄さま。美女８人＋お兄さま１人でタイ旅行に行ったり、宅建やFPやTOEFLなどなどの資格を次々と取得し、妹（＝作者さん）の誕生日プレゼントにコンドームを渡したり、お兄さまの信者が存在してて家に呼ぶとお兄さまを育てた全ての要素（家族・家のあらゆるもの）に感謝し始めたり、当然のようにめちゃくちゃモテて…
いやいや設定盛りすぎでは？と思いつつ、作品の冒頭と最後に世界を旅するお兄さまの写真が大量に貼られており、お顔は隠されているものの、圧倒的””陽””のオーラが撒き散らされているので、あっこれ実在してるわ、と納得することが出来ます。
家族思いでイケメンのお兄さま、素晴らしいですね。絵も綺麗なので眼福にもなります。
おるすばんごはん／王嶋環
※エッセイではありません。
シングルマザーでお仕事を頑張るお母さまのために、小学生ながら夜ご飯担当となっている楓花ちゃん。火を使わないという約束のもと、パンケーキや焼きそば、グラタン、炊き込みご飯などなど、様々な料理にチャレンジしていきます。彼女を助けるのは、楓花ちゃんにだけ見える亡くなったおばあさま（！？）。おばあさまとの二人三脚で料理にトライする健気な楓花ちゃんと美味しそうなご飯が楽しいお料理モノです。
おばあさまとふっつーに会話が成立して、おばあさまも生きてるみたいにいろんな知識を楓花ちゃんに授けているのが考えて見ればホラーなのですが、全体的にほっこりストーリーですし、一話ごとにいろんなレシピが紹介されるので、お料理の参考になります。火を使わないのがポイントですね。ホットプレートは使うけど。
まあ、ちょっとやりすぎ感が強いというか…楓花ちゃんがただただいい子なのもね…漫画としての抑揚というか起伏はあまりないタイプの作品です。優しい話とお料理を浴びたい方はぜひ。
メンタル強め美女白川さん／獅子 ★おすすめ！
※エッセイではないかと思います。
雄々しいペンネームから繰り出される美女白川さんのお仕事＋美容＋人間関係を綴ったもの。顔がよく、自分のために（重要）愛想もいいので、周りからやっかまれたり陰口を叩かれたりすることも多い白川さん。けれど彼女は、「私もキレイ あの子もキレイ」「失礼な人の美意識なんて信用に値しない」と、明るくサラッと流し、自分の成長にひたすら邁進していくのです。
自分の機嫌を自分で上手に取り、自分のストレスも自分で正しく解消する術を持っている白川さん。うまくいかないこともありますが、自分のありたい姿・めざしたい姿をきちんと持っていて、周りに左右されることなく、その目標に向かって着実に努力を重ねる姿は、容姿に関係なく素敵なことだなと思えます。
そうは言ってもぶりっ子なところはあるし、ちょっとイタいかも…と思える言動もありますが（これってやっかみなのかな！？）、自己肯定感が高いって素晴らしいことだなぁ…としみじみ思えるし、振る舞いが痛快なので、読むと元気がもらえます。（もし〇〇だったらそのコスメ全部捨てます！には思わずグッときてしまった）
「私は私！」と思えるかどうかって、些細ではありますが、とても大事なことですよね。多様な価値観が徐々に認められつつある今の時代性にもよく合っていて、とてもいい意味で”今時”な作品だなと思います。
容姿に関わるテーマが多いので、男性が読んでもあんまり…だと思いますが、Kindle Unlimitedに加入されているようであれば一読の価値ありかと。
２巻はアンリミテッド対象外なのですが、読んでみたいなぁ。
ネットで旦那、ひろってきました！／大崎メグミ
マッチングアプリを使って結婚した著者の婚活遍歴を描いたもの。
わたしの周りにもマッチングアプリを利用している友だちは男女問わずたくさんいますが、アプリで出会う人って結構キャラ濃い人が多いとよく聞きます。本書もそんな感じで、変わった人とのやり取りやデートの末に、旦那さまと出会い、交際がスタートするまでが四コマ形式でサクサク描かれています。
婚活に興味がある人には参考になるかもしれないですね。わたし個人としては、（生々しい分）あまり驚くようなというか目新しいものが少なく、ふーんという感じで読み終えました。
私、こっそり離婚をたくらんでいます／ふじわらかずえ
婚活の次は離婚モノ笑
ご夫婦が一軒家の中で在宅勤務を続けるうちに奥さま（＝作者さん）の不満が蓄積していき、離婚して一人で暮らしたい！という思いが爆発したご夫婦のおうちと離婚協議のお話です。
確かにはじめは旦那さまの要求が過大で、こりゃストレスたまるよな…と思いながら読んでいたのですが、奥さまの方もなかなか情緒不安定だったり、お考えが二転三転したり…と、なんだかどっちもどっち感が漂っていました笑
アマゾンレビューの評価も二分されていますね。離婚ってどうしてもポジティブな話ではないし、繊細な問題だからこそ、読み手の感じ方にもばらつきがあるのだと思います。
評価が二分されてる作品って、自分はどう感じるかが気になって読みたくなったりしませんか笑
そんな野次馬根性をお持ちの方は、面白く読めるかと思います。
黒猫ろんと暮らしたら／AKR
すっごく甘えん坊な黒猫・ろんさんと飼い主（＝作者さん）とのハートフルラブラブコミックです。とても平和な気持ちになるのでおすすめです。
見た目からしてクールな黒猫が、めちゃくちゃ人懐っこい性格だったら最高ですよね…
ツイッターもよく更新されているので見かけてはほっこりしています。ぜひ動画もいただきたい…
頭をなでなでされるのと、飼い主にスリスリするのが好きすぎるねこの絵日記です（3まいある）#ろんの絵日記 pic.twitter.com/5KyBk4v3kO
— AKR@3巻でました (@bou128) August 28, 2021
犬もいいですが、猫ってやっぱり最高ですよね。
じじ猫くらし／ふじひと
もう一つ猫モノを。こちらはタイトル通り、12歳のおじいさん猫とのふたり暮らしが穏やかに綴られています。
近くで寝る猫 pic.twitter.com/y1qXpOeJ1f
— ふじひと (@delpilot) April 27, 2021
この黄色な塗り方が絶妙でとても素敵です。お日さまの感じや、光に透ける猫の毛の感じがとても綺麗で。
読みながら縁側で昼寝したくなる（縁側ないけど）穏やかさが魅力です。忙しくてお疲れな方はぜひぜひ。
他にもKindle Unlimitedのおすすめがありましたらぜひ教えていただけると嬉しいです。
Kindle Unlimitedが気になる方はこちらからどうぞ〜
最後までお読みいただき、ありがとうございました！