【全国26選】一度は泊まりたい「本の宿」まとめてみた
ひとり旅にガンガン行くタイプなのですが、一度やってみたいことがあります。
それは、本を読むための旅。
本と旅、旅と本……そんな夢のような時間は、どうしたら過ごせるのかなと考えてみました。
- 好きな作品の舞台となった場所に行く(いわゆるロケ地めぐり)
- 好きな作家の生まれた街に行く
- ローカル線に揺られながらのんびり読書する
- 自然豊かな場所で読書する。森林浴とか、芝生に寝転ぶとか
- マイナスイオンを浴びながら読書する。滝とか、清流とか
- ライブラリーのある宿に行く
- 布団に寝転がって読書して、そのまま寝落ちする
- 旅の間にこれを読み切る!と決めて読書する
- 旅先のカフェで読書する
いい…とても楽しそう…
そんな野望を実現するための重要な要素といえば、宿ですね。
(ここは敢えてホテルではなく、宿、と言いたい)
そんなわけで、いつか泊まってみたい、行ってみたい「本の宿」を予習がてらまとめてみることにしました。
参考URLたち:
httpss://icotto.jp/presses/15428
httpss://rlx.jp/hotels/selection/792/
httpss://www.travel.co.jp/guide/matome/1734/
httpss://tripplanner.jp/plan/45a1e75a10566aa8554310ebc2d81ee8
httpss://travel.gpoint.co.jp/daredoko/d1ca/
httpss://gendai.ismedia.jp/articles/-/61930
注:目安のために宿泊料金を記載していますが、税込や税別がバラバラだったり、夕食付いてたり素泊まりだったり、すんごいバラバラなので、あくまで参考ということでよろしくお願いします🙂
★これまで泊まった宿をまとめました!
https://sunset-rise.com/summary/good-value-hotel
関東・甲信越エリアの本の宿
(1)箱根本箱(神奈川)
- 宿泊サイト → 一休
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-491
- 選書した人:YOURS BOOK STORE
- 蔵書数:約12,000冊(すごい!)
- 料金:2020年1月の土曜、大人二人で約50,000円スタート
目下、一番気になっている本の宿かもしれません。
2018年8月オープンの新しいブックホテルで、「本との出会い」「本のある暮らし」がテーマなのだとか。
何が気になるって、雑誌の「自遊人」がプロデュースなところ。
絶対、感度の高い大人向けの、おしゃれな設えに違いない!
新刊と古書、洋書あわせて約1.2万冊!暮らしに彩りを添えるジャンルとして、「衣」「食」「住」「遊」「休」「知」を中心に選書し、ラウンジやレストラン、ショップなどとシームレスに「本のある暮らし」を提案します。
公式HPより
館内に置いてある本はすべて購⼊可能。『箱根本箱』は、本をインテリアとして捉えるのではなく、実際に「買える」ことにこだわった施設で、日本初の「本が実際に買える、本をコンセプトにしたホテル」です。ブックストアのコンセプト⽴案、選書、システム管理、VMDは⽇販のブックディレクションブランド『YOURS BOOK STORE』が担当。ディレクターは『YOURS BOOK STORE』より染谷拓郎が担当します。
YOURS BOOK STORE…初めて聞いたので調べてみたら、日本出版販売株式会社(通称は日販っぽい)という、出版社と書店の間に位置する、取次や商流を担う国内最大手の企業で、そこが新規事業として始めたのが本にまつわるプロデュース業で、この箱根本箱も、日販の保養所をリノベーションしたものらしい。
なるほど、電子書籍や通販サイトの台頭によって、日販のようなバリューチェーンの中間に位置する業者が生き残りを賭けて新規事業に乗り出しているわけで、箱根本箱もそんな舞台の一つなのだな。
(とはいえ日販は今も売上高5,000億円超の大企業ではある(招集通知を拝見した))
そうすると、自遊人と日販の関係は?と言うところも気になるわけだけど、自遊人は新潟に本社を置く“クリエイティブ・マーケター”(…?)。
彼らの事業の中でもっとも有名なのは、「Ecological. Creative. Organic. We’re designing lifestyles.」をテーマにしたライフスタイルマガジン「自遊人」だと思う。
と言うか、わたしも雑誌しか知らなかったのだけど、実は近年ホテル事業(と言うと、彼らのやりたいことをきちんと表現できていないのだろうけど)にも進出していて、箱根本箱以外にも、全部で4つの施設をプロデュースしている模様。
どれもコンセプチュアルで、今の時流を反映したもので、つまり読んでてどれも「行ってみたい!」と思えるものばかり。これはこれで、今回の記事の主旨と違うけど、チェックする価値はあると思う。
なるほど分かってきました。
つまり、箱根本箱は、新規事業で起死回生を狙いたい日本出版販売株式会社と、全国でホテル事業を展開していきたい自遊人とが、「それでは一緒にやりますか!」と手を結んで生まれたものなのですね。
だから「箱根本箱 by 自遊人」と言うネーミングなのね。おそらく自遊人はプロデュースという立ち位置で、ホテルの事業主体は日販なんだろうな。
日販側の中心人物である染谷拓郎さんが、4回にわたって裏話を書かれているようなので、深く知りたい方はこちらを読んでみるといいかもしれません。(※わたしは未読)(無責任)
参考:dotplace.jp「ぼくらがブックホテルをつくる理由はどこにある?」
…と、思わず業界の裏事情まで邪推してしまったけど、とにかく内装がかっこいいんですよ。本好きなら100人中100人痺れますきっと。
ただね、お高いのですよ…やっぱりと言うか、なんと言うか…
一念発起しないと泊まれない価格です。わたしにとっては。
- 宿泊サイト → 一休
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-491
- 選書した人:YOURS BOOK STORE
- 蔵書数:約12,000冊(すごい!)
- 料金:2020年1月の土曜、大人二人で約50,000円スタート
でも憧れ、いつか行ってみたい。そんなお宿です。
(2)箱根 星のあかり(神奈川)
一発目(箱根本箱)からすごい文字量になってしまったけど大丈夫かな…
さて、星のあかりは、絶景×全室露天風呂がウリのお宿のようです。
箱根本箱の下りもあったからか運営母体が気になって調べたところ、こちらは複数の小宿を運営する「ユミィグループ」さんの系列だとか。
※星のあかりとは全く関係ないけど、ユミィグループの一番人気の宿は「月のうさぎ」という伊豆の宿らしく、「月のうさぎって、そんなお菓子あったような…🤔」と思ってそれも調べてみたら、箱根に売ってるあの栗のお菓子は、同じ名前だけど、全く別の会社が売ってるものだった。
きっと名前被ってるやんけ!ってことで、お互いをちょっと意識したりしてるのかな…などと邪推してしまう。邪推ばっかり。笑
大浴場をお楽しみいただいた後は、ロビーラウンジでおくつろぎください。箱根にゆかりのある書籍や観光雑誌など豊富に取り揃えたライブラリーも併設しております。
公式HPより
本がメインというよりかは、ちょっとしたライブラリーが設置されてるイメージでしょうか。
箱根外輪山やイタリ池を雄大に望む絶景と、全室露天風呂付きの客室…カップルやお友達と過ごすにぴったりですね。
もし連れも本好きなら、湯上りにライブラリーで読書を…なんて時間が設けられたら素敵かもしれません。
いやでも、ここもお高いな…箱根って最近高いお宿ばっかりだよね…
(3)SCAPES THE SUITE(神奈川)
- 宿泊サイト → 一休
- 住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内922-2
- 選書した人:BACH
- 蔵書数:不明
- 料金:2019年11月の土曜、大人二人で約91,000円スタート (幾ら何でも高いんだけど、他に土日は全く空きなし状態だったので最低料金かどうかは不明)
葉山にある全4室のプライベート感たっぷりのコンパクトデザインホテル。
全室スイートというから、もうそれだけでお高そうな…(そればっかり)
ブックライブラリーでは、大切な方と慌しい日常から逃避したお客様に、本をご用意しています。本はブックセレクト集団BACHによるプロデュースによるアイテムで、9つのカテゴリに分けて取り揃えています。
一休より
1)美しいからだ 2)ストレスアウトするために 3)旅にできること
4)写真と芸術 5)物語の効用 6)建築とプロダクトデザイン
7)日々の食べる 8)自然と戯れる 9)ファッションの来歴
もちろん、お部屋に持ち帰って読むこともできますし、浜辺を散策しながら持って行くこともできます。
なんと、ヨガマット、マウンテンバイク、ランニングシューズやダンベルなどのアクティビティも用意されていて、貸出無料とのこと。
- 宿泊サイト → 一休
- 住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内922-2
- 選書した人:BACH
- 蔵書数:不明
- 料金:2019年11月の土曜、大人二人で約91,000円スタート (幾ら何でも高いんだけど、他に土日は全く空きなし状態だったので最低料金かどうかは不明)
食事も美味しいに違いないので、(「ミシュランガイド横浜・川崎・湘南版」にも掲載されているんだとか)美食に舌鼓を打ち、ヨガやランニングを楽しみつつ、夜はゆったりとライブラリーの本を読む…
みたいな、ラグジュアリーな休日を過ごすにはぴったりですね。
(4)THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA(神奈川)
ここら辺からお手頃価格も入ってきますのでご安心あれ。こちらの旅館は、ツイッターでもちょっとバズった積ん読解消パックが用意されている旅館です。
解説:積ん読解消パックとは…
- 基本2泊5食付(1泊目の夜、2泊目の朝昼夜、3日目の朝)
- 人をダメにするソファ「Yogibo」完備
- 珈琲・紅茶・ハーブティーが飲み放題
- 湯河原源泉掛け流しの天然温泉
- wi-fi・電源使い放題
- 読書灯・しおり貸出
- ホットアイマスクプレゼント
- 寄贈サービス(完読した本を旅館に寄贈可)
- デジタルデトックス対応
もちろん、ライブラリーも完備されている模様。
日本を代表する文人墨客に愛され、日本のカルチャーを支えた街・湯河原。THE RYOKAN TOKYOでは湯河原と文学にまつわる歴史への敬意をこめ、「JAPAN CULTURE STORY」を軸に日本の文化史に大きな足跡を残した小説・漫画・雑誌をキュレーションしお楽しみいただけるようにしました。
公式HPより
夏目漱石をはじめ太宰治、村上春樹など日本を代表するような作家の作品から、最果タヒ、川上未映子など平成の感性をみずみずしい日本語に落とし込んだ小説、岡崎京子や浅野いにおをはじめとするエポックメイキングでその時代の若者の胸を刺した漫画、1984年のBRUTUSや’87のPOPEYE、’00年代のOliveなど時代の世相を反映したカルチャー/ファッション誌など、幅広いラインナップで湯上り時間をお楽しみいただけます。
他にも「大人の原稿執筆パック」なるものもあり、ユニークで今時な旅館だな〜と気になっています。
ちなみに、こちらのお宿には実際泊まってみたので、詳細レポートも書きました!ご参考まで。
(5)BOOK AND BED TOKYO(新宿・心斎橋)
※以前は池袋と浅草にもありましたが閉店した模様…残念!
これも泊まれる本屋という触れ込みで界隈では有名なので、(と勝手に思っている)知っている人も多いかもしれませんね。
ふかふかなマットレスも無ければ、
低反発の枕も無ければ、
軽く暖かな羽毛の布団も無い。
最高な環境での良い寝心地は、
ここにはありません。
あるのは、
読書をしてたら(マンガでも良いですよ)
いつの間にか夜中2時になってて、
もうあとちょっとだけって
まぶたが重くてたまんない中も読み続けてたら、
いつの間にか寝てしまった。
そんな、誰もが一度は経験した事があるであろう
最高に幸せな「寝る瞬間」の体験です。だから、コンセプトは泊まれる本屋®︎。
公式HPより
(あ、本は売らないです。言うなればってやつです。)
もう、惚れるじゃないですか、こんなコンセプトの施設!
都内在住ですが、敢えて泊まりたいと、機会を狙っています。(でも、本当に泊まる必要が無いから、腰が重くてね…)
基本、カプセルホテルのような設えなので一人で泊まる感じです。
(店舗によっては二人で泊まれるところもあるみたい)
新宿店
心斎橋店
(6)星野リゾート リゾナーレ熱海(静岡)
みんな大好き星野リゾートより、リゾナーレを二つご紹介します。
※ちなみに「リゾナーレ」は全部で4施設あって、”洗練されたデザインと豊富なアクティビティをそなえる西洋型リゾート”がコンセプトらしい。
美しい写真集、旅の本、デザイン本など、約600種類の本が揃います。
公式HPより
何とロマンチックな空間…白い砂が敷き詰められてるんですって!
そして、通年やってる熱海の花火大会を見ることもできるし、秋にはムーンロード(満月の前後数日間、海面に月光が描き出す月の道)が見られるのですって!
なるほど、これがコト消費…と、訪れることを考えるだけでワクワクするお宿ですね。
(7)星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳(山梨)
こちらは「ファミリーリゾート」というコンセプトで再生を果たした星野リゾートの再生案件第一号としても知られていますね。
宿泊客だけでなく日帰りでも楽しめるらしく、特にこれまで客室だったホテル1階部分に店舗を誘致することで賑わいを生み出した「ピーマン通り」には、いつか行ってみたいなあと思っています。
参考:星野リゾート「リゾナーレ八ヶ岳」の成長が止まらない理由
お気に入りの本を読みながらコーヒーを愉しめる、寛ぎのブックストア。
公式HPより
美しい写真集や旅の本など、多彩な本が並びます。
ゆったりとした時間の中で、お気に入りの一冊を探してみませんか?
お土産にも適した雑貨やポストカードもご用意しております。
リゾナーレ八ヶ岳には、宿泊客だけのライブラリーではなく、誰でも行けば入れるブックカフェがあるみたいですね。
宿泊にはちょっと勇気がいるけど、空気感は体験してみたい…という人にはもってこいの施設かもしれません。
(8)蓼科親湯温泉(長野)
こちら、今一番行ってみたい本の宿かもしれません。
3万冊の蔵書のLibrary Loungeで
公式HPより
若かりし頃夢中になった書物に想いを馳せ、
渓流露天風呂で星を見ながら過ぎし日を
心豊かに振り返る贅沢を、是非ご堪能ください。
さ、30,000冊…⁉︎
だってもう公式HPのトップがライブラリーラウンジだもんね。これはもう本推しのお宿と見て間違いないだろう(誰)。
当宿自慢の「みすずLounge & Bar」はみすず書房の社主が茅野市の出身であり、また「岩波の回廊」は、同じく岩波文庫の創業者も諏訪市の出身であることから、 出版事業を通して日本の文学、哲学に多大な功績を残し続けていることを誇りに思い、その名を冠したスペースを創りました。
公式HPより
皆様にも文化の華咲く土地を感じて頂きたく、約3万冊の蔵書を取り揃えてお寛ぎのひと時に、ワインやウィスキーを片手に愉しんで頂けたらと思っております。
はいっ、もういますぐ行きたい。
蔵書は岩波文庫や蓼科にゆかりのある文人の作品が充実しているとのこと。
これは…こちらに泊まる際の読書のお供はブラックコーヒー一択ですね。(普段はミルク入れる派、とうかむしろ紅茶党)外にも出ず何なら部屋にも帰らず、ずっとここでニヤニヤしていたい。そんな空間に違いない。
蓼科の山の幸をふんだんに使った和フレンチのお食事が個室でいただけたり、貸切露天風呂もあったり、 プライベート感を大事にしているようです。とっても気になります。
蓼科かぁ…(スキー以外やることないから食指が動かないんだよなあ)
(9)野尻湖ホテル エルボスコ(長野)
小林一茶やミヒャエル・エンデの童話など250冊以上の本を持つライブラリー、ラウンジやバーなど、様々な施設を兼ね備えており、滞在時間を楽しくお過ごしいただけます。
一休より
コンセプト自体が「読書するためのホテル」らしいので、このライブラリー画像だけでは伝わってこないけど、自然の中でゆったりと過ごせる、気持ちのいいお宿なんだろうなあ。
なお、宿泊料金を調べようと公式HPを見てみたところ、
館内メンテナンスを実施したところ、設備面におきまして重大な問題があることが判明致しました。
公式HPより
そのため、本年度の営業を断念せざるを得ない状況となりました。 今後は、改装工事が完了するまで休館とさせていただきます。
何卒宜しくお願い申し上げます。
という超トラブルが発生している模様。
- 住所:長野県上水内郡上水内郡信濃町大字古海4847
- 選書した人:不明
- 蔵書数:250冊
- 料金:不明
再開を楽しみにしておりま〜す!
(10)桝一客殿(長野)
- 宿泊サイト → 一休
- 住所:長野県上高井郡小布施町大字小布施815
- 選書した人:当主の蔵書らしいよ
- 蔵書数:不明
- 料金:2019年11月の土曜、大人二人で約39,600円スタート
長野・小布施にあるお宿。
コンセプトが特徴的で、一回行ってみたいなあと思わせるユニークさなのです。
2007年9月2日オープン。桝一の主人の「本来、我が家にお泊りいただくところを…」の気持ちから、「桝一客殿」と命名しました。「蔵部」や「桝一市村酒造場本店」を設計した建築家ジョン・モーフォード氏が、「小布施に来たら、こんな所に泊まりたい」との思いを自ら具現化した宿です。長野の老舗砂糖問屋さんから移築した土蔵3棟を中心に7棟の木造家屋により構成され、内部は完全西洋式しつらえです。
一休より
どうやら、蔵と木造家屋が点在する、その集合体を「桝一客殿」と呼ぶみたい。エモい…
す、素敵…
ライブラリーは24時間開放されていて、葛飾北斎、歴史、文化、建築、デザインなどの本があるとのこと。
しかも、館内のライブラリーだけではなく、小布施町の図書館もかなりいい感じみたい。
小布施町の図書館「まちとしょテラソ」は、2011年に「ライブラリーオブザイヤー」も受賞した注目の図書館。
公式HPより
ご宿泊のお客様もよく訪れます。町のお店に本棚をおいて、お客様とコミュニケーション、一軒一軒を図書館に、という取り組み「おぶせ まちじゅう図書館」も行われています。
本がお好きな方も是非小布施へお越しください。
こ、こちらも素敵…
- 宿泊サイト → 一休
- 住所:長野県上高井郡小布施町大字小布施815
- 選書した人:当主の蔵書らしいよ
- 蔵書数:不明
- 料金:2019年11月の土曜、大人二人で約39,600円スタート
ぜひ2泊くらいして、小布施散策と本に埋もれる夜を過ごしてみたい!
北海道・東北エリアの本の宿
(ちょっと今更だけど、このタイトルNHKの天気予報みたいだな…)
(12)ホテル ナトゥールヴァルト 富良野(北海道)
公式HPを見ればよく分かりますが、細やかな配慮がされていて、居心地の良さそうなお宿だなあ…という印象を受けます。
2F 読書コーナー「ふくろう文庫」では富良野の歴史資料・観光資料・趣味など、色々なジャンルの本をご用意しております。
公式HPより
多分、ライブラリー推しの施設ではないんだろうけど、例えばファミリーなんかで訪れた時に、子どもたちが退屈しなくて済みそうで、好印象だなあ。
昼間はスキーをして、夜は本を読んでぐっすり寝て…あるいは夏の富良野の爽やかな自然を堪能して、夜は本を読んで…
考えるだけで気分がリフレッシュできそうな、お子さま連れにぴったりなホテルだなと思いました。
(13)小樽旅亭 藏群(北海道)
こちらも先ほどの桝一客殿に似て、蔵がそのまま客室になっているようです。
昔ながらのものを活かして、今時のホテルにするって、何ですかね、無性にロマンを掻き立てられるというか…素敵やん…ってなりますよね。(素敵の押し売り)
ライブラリー「坤滴湖」には、書籍とレコードがございます。本はご滞在中場所を問わずご自由にお読みいただけるものです。レコードはライブラリー内の簡易レコードプレーヤ及び談話室のステレオプレーヤにてお楽しみいただけます。
一休より
ライブラリーの他にも、茶室・カフェ&バーもあるそうなので、日常の喧騒を忘れ、心を静めるような、豊かな時間が過ごせそうです。
まあ、こういうところに泊まりたいから、日常では一生懸命働いてる訳だけどもね!
※日常から離れるためにこういう場所に来るわけだけれど、一方ここに来るためには頑張ってお金を稼ぐしかないわけで、働くことを忘れるために働く…?あれェ循環してる…?という気持ちに、しばしばなりますよね。
(14)望楼NOGUCHI登別(北海道)
登別といえば熊のイメージですが(乱暴)、こちらは全室温泉展望風呂付きスイートの「大人のプライベートホテル」。(お、お高そう…もうこの時点でお呼びでない感が…)
当館の経営者・野口秀夫が厳選したふたつの文庫の総称です。ひとつは、野口が読んだ本を並べた「オーナー文庫」。もうひとつは、北海道を舞台にしたミステリーを揃えた「北海道ご当地ミステリー文庫」です。お好みの本は、BARやラウンジでお読みいただける他、お部屋にもお持ちいただけます。
一休より
ところで、公式HPがなかなかの充実ぶりなのですが、このお宿での過ごし方のモデルプランがいくつか紹介されていて、それが東京カレンダーから飛び出してきたみたいな煽り方で思わずふふってなったので、興味がある人はチェックしてみてください。
特にひとり旅編が好きです。古傷が疼きそう。年収2,000万円以上の旦那さんにしか許されないだろこれ…
日常を忘れ、自分と向き合う“館詰め”一人旅
(15)SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(山形)
2018年9月にオープンした話題のホテル。(東北旅行に行ったばかりなので、旅行雑誌にこのホテルがこぞって取り上げられているのを見ていた)
山形のウユニ塩湖、とも言われているほか、山形庄内に住む人から旅行者まで自然体で交流できるコミュニティホテル、というコンセプトが話題を呼んでいるように思います。
これは、水田の時期に行きたいなあ。建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞した坂茂氏の設計という建物も気になる。
「オトナもコドモ コドモもオトナ」をテーマに 1,000冊本が並ぶライブラリです。
一休より
自分を大きく見せることなく、 相手を小さく見ることなく。
この街に暮らす人、この街を訪れる人、 みんなが等身大に出会えることを願い、 オトナが自分の素に戻れるような本を セレクトしています。
本は施設内であればどの場所でも 自由に閲覧いただけます。
水田、というその地方の人たちにとっては日常の風景を、建築とデザインによって観光資源に昇華させ、住民と宿泊客が自然と触れ合える(本当にそうかは分からんけども)コミュニティホテルに仕上げる…。
コンセプトがくっきりしてて、あとお値段も手が届く価格で(大事)、ぜひ一回行ってみたいなあ、と思うお宿です。
北陸・東海エリアの本の宿
(16)ランプライトブックスホテル(愛知)
これも界隈では有名なので(だから何の界隈だってば)聞いたことある人も多いかもしれませんね。名古屋に行く機会があれば一度利用してみたい。
「本を読むことは、旅をすることに似ている」
公式HPより
なんて言いますよね。
だったら、「本の世界を旅するためのホテルが
あってもいいのでは」そう、私たちは考えました。
こだわりの本をとり揃えた1階の本屋さんで、
その日の一冊を選び、
読書をするためにつくられたお客様の部屋で
夜通し本の世界に没頭してもらう。
そんな、現実の旅だけではない、
ちょっぴりマニアックな旅のかたちを
ランプライトブックスホテルがご提案いたします。
気合の入ったコンセプトポエムにグッときますね。
このホテルの特徴は、24時間営業のブックカフェが併設されているところ。(本屋ってことは売り物な訳だけど、部屋に持って帰ってもいいのかな…?)
てことはあれですね、宿泊せずともブックカフェとしての利用もできるみたい。
お部屋はビジネスホテル仕様なので、出張で使ってもいいかもなあ。(無いけどな、出張なんてほとんどな…)
(17)リバーリトリート雅樂倶(富山)
まず、読めないな…?と思ったのはわたしだけでしょうか。「がらく」と読むみたいですよ。あと、「リ」と「ト」ばっかりだな、名前…とも思った。
カタカナで書くから違和感あるんだな。RIVER RE-TREATってことだよね。
くつろいだ雰囲気に満ちたハイセンスな空間。
一休より
アートをはじめとした多彩なジャンルの図書を閲覧することができます。
富山には残念ながらまだほとんど行ったことがないのですが、神通川という何だかご利益がありそうな川のほとりにあるそうで、宿全体がアート空間になっている、とのこと。
公式HPが映像なんかも使っていて気合十分。ああこれは高そうな…という雰囲気がビンビンなので、気になる方はチェックしてみたらいいと思うよ。
写真を見る限り、空間は豊かだけど(豊かだから?)、本の収容数はそんなに多くなさそうなので、ライブラリーはオプションの一つと捉えた方が良さそうですね。
近畿・山陰・山陽エリアの本の宿
(18)すみや亀峰菴(京都)
京都・亀岡にある全27室の小宿です。
亀岡って中々狙わないと泊まりに行かないエリアだと思うのだけど、自然に囲まれた、昔話に出てきそうな雰囲気が魅力的だなあ。
木材のぬくもりの中に鉄の素材がアクセントになりライブラリー空間をスタイリッシュに引き締めています。調度品には北欧のデザイナーズチェアやアンティークが置かれ、洋館の応接室の様なレトロモダンな雰囲気。
一休より
そんなライブラリーでは季節ごとにコンサートやワインイベントなどが催されます。また、約500冊ほどの本の中からお気に入りの一冊を選んでゆっくりcafeを楽しむことができます。
亀岡って京都の北西に位置しているので、例えば嵐山観光にはぴったりだし、嵯峨野線といえばトロッコ列車が有名ですよね。
トロッコ列車に揺られてお宿に向かい、温泉と本と美味しいご飯に癒され、ぐっすり寝た翌日はゆっくり嵐山観光…ええじゃないか…
(市内に泊まって向かうにはちょっと遠いんだよね嵐山って)
(19)ホテル アンテルーム(京都)
学生寮だった場所をコンバージョン(※)したホテル施設。
※本来の建物用途を変更して、別の何かにすること。
中を見学する機会が数年前にあったのだけど、とにかくおしゃれ!今時!機会があれば泊まりたい!という憧れ空間だったので、京都に泊まる際は選択肢に入れてみてほしい。
HOTEL ANTEROOM KYOTOは、2011年に京都駅の南側に位置する学生寮をコンバージョンして生まれたホテル&アパートメントです。館内には、ギャラリー・朝食レストラン・バーを併設し、さまざまな活動を通じて常に変化する「京都の今」を発信しています。
公式HPより
ライブラリーってイメージは正直あんまり無かったのだけど、“恵文社一乗寺店がセレクトしたデザインやアートの本が並ぶライブラリも”という口コミがあったので、そういうことなのでしょう(確信なし)。
京都って続々と新しいホテルが出来ているので、毎回どこに泊まろうかな…と迷ってしまうのだけれど、イマドキなホテルに泊まりたいなら迷わずここかな、と思います。
京都駅の南側なのでちょっと観光には不便かもしれませんが…(それと、ライブラリー要素はちょっと薄そうです)
(20)セトレマリーナびわ湖(滋賀)
日本一の湖・びわ湖と比良の山並みに抱かれた客室14室のプライベートリゾート。
こちらのサイトの紹介記事がよくまとまっているので、関西女子旅を検討している人はチェックしてみてもいいかも。
httpss://gurutabi.gnavi.co.jp/a/a_1660/
“本のソムリエ”恵文社一乗寺店の店長が200冊をセレクト
一休より
ちなみに先ほどURLを貼った記事によれば、恵文社一乗寺店の元店長である堀部篤史さんのセレクトとのこと。
(堀部さんは恵文社から独立して、同じく京都にご自分の書店(誠光社)を立ち上げているみたい)
琵琶湖にも実は行ったことがないので、もし行くならこんなところに泊まってみたいなあ…と思いましたとさ(突然の物語調)。
(21)城崎温泉 三木屋(兵庫)
志賀直哉ゆかりのお宿、ということを推しているようですね。
旧き良き温泉街に佇む、創業300年の日本旅館です。
公式HPより
『小説の神様』と呼ばれた文豪、志賀直哉の名作「城の崎にて」はここから生まれました。
創業300年…!
建物も、昭和2年(一部昭和30年)から続く木造建築なのですって。国の登録有形文化財にも認められているのですって。古民家好きとしては、もうこれだけで疼いて…くる…!(誰)
※そのように古い建物なので、エレベーターは無いそうですよ。一階にも客室があるようなので、足が悪い方はそちらを利用するのがいいかもですね。
旧き良き時代の逗留者がそうであったように、滞在中は時間を忘れてゆっくりとお過ごしいただけるようにライブラリーを設置しました。ブックディレクター幅允孝氏のセレクトで「本を読みたくなる本棚」を作りました。
一休より
2013年にリニューアルされているそうだから、古き良き日本家屋がきっと快適に楽しめるんだろうなあ。
残念ながら志賀直哉にあまり思い入れは無いのですが、もし「城の崎にて」を読むなら、三木屋さんで読んでみたいなあ。
(22)庭園の宿 石亭(広島)
庭園の宿、という名前の通り、回遊式庭園が自慢のお宿とのこと。
好きな場所で好きなことをする自遊空間。空の広さを感じてください。お庭を歩けば、隠れ家が。世界各国の専門家に選出される日本庭園ランキング12位の庭園です。
一休より
いいな〜〜素敵だな〜〜!
庭園を囲むように離れの客室が建っていて、館内のあちこちに気の利いたちょっとした空間が潜んでいるらしいです。
その中に、吸吐文庫という変わった名前のスペースがあるとのこと。
吸吐文庫はスーパー文庫と読みます。手の跡の残る少々くたびれた、多岐にわたる本の数々。小説、美術、建築、料理、漫画。一見混沌とした書棚は、そのタイトルを眺めるだけでもわくわくしてくる。
公式HPより
すごーーーーい!偏屈爺さんの書斎みたい!(どんな比喩)
この中で、時間が過ぎるのも忘れて文字に埋没できたら、どんなに幸せだろうか…いいな…
ちなみにこのお宿、ふるさと納税の返礼品でペアの宿泊券と食事券の取り扱いが始まったらしいです。これはチャンスか…?関東住まいだと中々京都・大阪より西には手が伸ばしにくいのだけど、検討してみたいです🤔
四国・九州エリアの本の宿
(23)B・B・C長湯 (大分)
全6室の小さなお宿ですが、全室に台所・書斎・テラスを完備とのこと。
この写真だけだと、ちょっと様子は分からないのですが…
この他、「林の中の小さな図書館」という別棟があるそうですよ。
なんと、山岳図書が13,000冊というマニア向けの品揃えで、宿泊者以外も100円(やっすいな!)で中に入れるらしいので、立ち寄りでもいいのかもしれませんね。
旅行作家・野口冬人氏蒐集の山岳図書13000冊を収納。「冬人庵書舎」と名づけました。併設の講座室では、小さな音楽会も開かれます。畦地梅太郎の版画展を常設。高田力蔵、田崎広助など日本を代表する山岳画家の絵も展示しています。
公式HPより
洋風の設えが何とも「森の中」感があって素敵だなあ。全体的にノスタルジックな香り漂うお宿という印象なので、これはもう1週間くらい滞在して、自炊とかもして、自然の中でゆったりと読書したいなあ…出来たらいいなあ…
(24)泊まれる図書館 暁(佐賀)
泊まれる本屋ならぬ、泊まれる図書館の登場です。
な、なな何と、一日1組限定なんですよ。これは是非、一度は行ってみたい…(ゴクリ)
「暁」は、そんな古湯温泉の路地裏にひっそりとたたずむ、築110年の古民家を改修した”泊まれる図書館”です。
公式HPより
古き良き和の空間で、昼間はカフェ付きの図書館として、夜は一日1組限定で図書館を丸ごと独り占めできます。
正直、全然このお宿のことを広めたくない。競争を激しくしたくないから。
それと同時に、こんな素敵なお宿があるんだよーー!ということも触れて回りたい。もどかしい。この気持ちは何だろう。(谷川俊太郎)
暁の蔵書は現在1,400冊。これは九州の本好きにそれぞれ20冊ずつ選書してもらったものです。
公式HPより
テーマは「自宅の本棚にずっと置いておきたい本 BEST20」。すなわち、すべての本は誰かが選んだ「一生もの」の本であり、その一冊一冊には、「なぜその本を大事にしているか」の理由が添えられています。
古民家に泊まれるだけでも素敵なのに、そこに1,400冊もの本があって、それらに囲まれながら寝るなんて…東京からチャレンジするには相当大変だと思うけど、思い出した時に空室検索してみようと思いました。まる。
※2019年4月〜昼間の営業は休止中とのことです。
- 住所:佐賀県佐賀市富士町古湯761-1
- 選書した人:本好きの九州人たち
- 蔵書数:約1,400冊
- 料金:大人二人で18,000円スタート
(25)ハミルトン宇礼志野(佐賀)
何て読むのかな??と思ったら、うれしのですって。
嬉野温泉、という名前には聞き覚えがありますが、こちらのお宿も嬉野温泉に位置しているようです。
ノスタルジーをテーマとしているらしく、瀟洒な洋館といった佇まいが魅力。
こんなところに泊まった日にはあれだよね、ひたすら華族の令嬢ごっこに明け暮れてしまうよね。
ロビーには、美をテーマにしたライブラリーを設けました。気ままに美術全集などをめくりながら、時間の流れをゆっくり楽しんではいかがでしょうか。この蔵書約1,000冊はすべてお客様のためにご用意しました。日本陶磁体系や日本の随筆全100巻、そして懐かしい岩波の少年文学全集など、日頃なかなか読む時間のとれないそんな本たちをお部屋へ貸し出ししております。
一休より
暖炉もあるらしいライブラリー、重厚な雰囲気が蓼科親湯温泉に少し似ていますね。映画の世界のような雰囲気が、人を惹きつけるのかなあ。
(26)旅館 藤もと(熊本)
熊本の奥満願寺温泉にあるこちらの旅館、(奥満願寺って、ご利益ありそうなネーミングだな…遠そう)「川湯」なる、水面と同じ高さの温泉が名物らしいです。
秘境感たっぷり…素敵…(雨降ったら大変そう)
ライブラリのコンセプトは「学校」。木造の本棚や机がどこか懐かしさを感じさせます。ここに並ぶ書籍やDVDはすべて無料で貸し出しております。バーカウンターではお酒だけでなく、サイフォンで入れたコーヒーをご用意できます。木漏れ日や、中庭にある木々の葉を揺らす風の音、渓流のせせらぎを感じることができるこの空間で、ゆっくり、しっとりと流れていく時間をお楽しみください。
一休より
ライブラリーも静かな雰囲気が漂いますね。
サイフォンで入れたコーヒー美味しそうだなあ。(ミルク派ではあるけども)(二回目)
お風呂も充実していて、ライブラリーもあって…これが全8室というのだから、時間帯によっては貸切状態も味わえるのでは⁉︎
まとめと感想
いやー…まとめ疲れました。笑
普段は頑張っても一泊15,000円くらいの宿に泊まるので、一人当たり40,000円オーバーのホテルの公式HPなど当然見たこともなく、その意味でも「本の宿」というテーマでいろいろ調べて面白かったです。
やっぱり公式HPに気合が入ってると、それだけでも「行ってみたい!泊まってみたい!」という気持ちになりますね。
今回は全部で26の「本の宿」を紹介しましたが、ウェブ上で蔵書数が公開されているものだけでランキングを作ってみると、
- 30,000冊の品揃え「蓼科親湯温泉」
- 13,000冊の山岳図書⁉︎「B・B・C長湯」
- 12,000冊もあるし何なら全部買える「箱根本箱」
という結果になりました。BBC長湯すごい…笑
他にも「こんな本の宿、あるよー!」という情報をお持ちの方は、ぜひこっそり教えてください。こっそり調べて追記します😂
最後までお読みいただき、有難うございました!
今回は本の宿について必死にまとめてみたのですが、普段は読んだ本の感想を書き連ねています。
このブログでは、星1つ〜5つまで個人的評価別にカテゴリ分けされているのと、「ファンタジー」「偏愛」など、キーワード別にタグ付けしてあるので、是非気になる本を探してみてください。
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どうか、あなたの本選びの参考になりますように!