【ひとり読書旅】小出推しカフェ&癖強めな友家ホテルでのウキウキ滞在
さて、2024年初夏のひとり読書旅は二日目に差し掛かりました。
初日の様子は下の記事をご参照ください!
大混雑カフェに衝撃を受け、日本の夏を感じ、都会の風に救われる
栃尾又は宝厳堂さんを後にして、再び乗合タクシーで小出市内をめざします。
今回は土曜朝とあって、タクシーにはわたしの他にもう1名乗客がいらっしゃいました。
ちなみにその後も乗合タクシーを使い倒して分かったことですが、基本的に時間より早く来ます。
そして、乗客が揃うまで発車はできません。
つまり、乗車時間より10分くらい早く行っておくのがベストです。
(予約時に電話番号など伝えないので、万が一寝坊してしまったらどうなってしまうのだろう?と少し不安になった)
前回記事の通り、あらかじめ「てくたく」さんに行きたい旨は伝えていましたが、まさか店の前までベタ付けで来てくれました!ええ?神サービスでは!?
運賃400円をお支払いして意気揚々と下車しました。
※タクシー車内にQRコード決済の案内があったのでPayPayで払おうとしたらNGとのこと。乗合タクシー事業の時は現金オンリーなのですね。
下車したところでお店の中からご主人が現れ、衝撃の一言。
「ご予約されていますか?すみません、今日は予約でいっぱいです」
えっ!?
土曜の朝10:30の喫茶店だよ!?
恐るべし「てくたく」。
確かに、周りを見渡すと地元のお車でいっぱいでした。
乗合タクシーは当然出発してしまっているし、仕方がないので少し離れたところで二の矢を探します。
アーケードがあったので日差しを避けながら食べログを睨むことしばし。
それにしても、この日も真夏日だったからか、まだ朝が早いからか、人気の無さとシャッターの閉まり具合がなかなかのレベルでした。
いくつか目星をつけて出発。
基本的にバスの本数も著しく少なく、タクシーも走っていないので(GOとかS.RIDEあったのかな?確認し忘れた)炎天下の中、徒歩移動です。
以下、この日のお散歩経路です。
「日本の夏!」と言わんばかりの緑を浴びて、基本的に機嫌よく散歩ができました。
(男女関係なく、日傘必須だと思います!余談ですが、奮発して買ったサンバリア、やっぱりお値段に見あった能力を発揮してくれて、買って良かったです)
そして到着したのが、こちらの「Toi」さん!
ギョッとするほど洒落ています。
急にどうした??
センス良く並べられたコーヒーたち。
パプアニューギニアに自生する豆を使ったスペシャルティコーヒーを提供。
吹き抜けになっており、2階ではちょっとしたイベントも。
Tシャツ×帽子×お髭×眩しい笑顔のお兄さん。
都会の風がすごいんですけど…?
戸惑いながら無糖カフェオレを注文させていただきました。
この時点で11:00くらい。
次の目的地”大湯温泉”には再び乗合タクシーを使うことになり、乗車時間はおおよそ13:30くらい。
行く先にはやはり食事処が皆無の予感がするので、タクシー乗車前にお昼は食べたいところ……。
だとすると、カフェでは1時間くらいゆっくり出来るかな……。
などと作戦を練りながら、カフェオレをすすります。
カフェオレ、もちろん美味しい。
ひとり旅の醍醐味って、都会ほど交通網が発達していない状況下でどうやって効率よく楽しく旅するか……という縛りプレイもあると思うのです。
わたしは冒険するつもりで、あるいはミッションをクリアするつもりで、スマホ片手にその制限を楽しんでいます。
ということで、乗合タクシー受付に電話で現在地をお伝えして、一番近くでピックアップしてもらえる場所を聞いたところ「たちばな皮ふ科クリニック」さんだったので(めちゃローカル情報笑)、そちらに13:40頃にピックアップしてもらえるよう予約。
それじゃお昼は近くで……と思い、全然お腹は空いていないものの、近くで食べログの点が高かった「らーめん まる井」をめざすも行ってみると何故か営業しておらず……
次善の策をということで、Toiさんの真向かいにある「ラーメン あづまや本店」に滑り込みました。
ちょ〜〜昔懐かしい、良雰囲気!
やっぱラーメン屋には日焼けして色褪せた漫画だよね!
ラーメンもかなり美味しかったですが、コシヒカリを使ったチャーハンも気になりました。
食べ終わって、徒歩数分の集合場所へ。無事に10分以上前に到着できました。
指定された時間よりも全然早く乗合タクシーが来たので、やっぱり早め行動大事だな、と思いました。
(乗ったタクシーが、朝栃尾又から街に降りた時と同じだったのでちょっと恥ずかしかった笑
かつ、道の駅でピックアップされた方が、前日に栃尾又の共同浴場でお見かけした(なんなら朝晩二回とも)方で、これまた照れた。先方が気づいていらっしゃるかは分からなかったけど)
そして今度は、栃尾又温泉よりも少しだけ手前にある”大湯温泉”に向かったのでした。
辺境に佇むロックでレゲエな”友家ホテル”
大湯温泉で降り立つと(乗合タクシー予約の際、ホテル名を伝えたら「じゃあバス停ですね」とのことで、バス停で降ろしていただきました)
なんというか……寂れた温泉街。人気もなし。ワクワクしてきました。
ちょっと周りもウロウロと歩きながら友家ホテルさんに向かいます。
こちらのホテルは、昨日泊まった宝厳堂さんから近かったことと、じゃらんの掲載内容が尖っていて、ついつい公式HPを見てみたらすっごい尖っていて、それでいてgoogleの口コミ評価が高いという、ちょっと気になる存在だったからでした。
結論申し上げると、公式HPを熟読した上で、「自分に合うわ」と思ったら最高なホテルです。
(合う合わないがちょっとあるかと)
大丈夫かな…とドキドキしながらお伺いすると、予約名を何でお願いしたか失念してしまったことと、予約したチェックイン予定時間よりも早く着いたことで若干お兄さんを不機嫌にさせてしまった(ように感じられた)。
すごいビビりながらの滞在スタートでしたが、
まあロビーもお部屋も、館内のちょっとしたところも素敵!
あと口コミ通り、タブレットでアレコレできるシステムが合理的!
最高の休日体験でした。
このタブレットシステム、全ての旅館に導入して欲しい。
(お酒の注文や、ルームサービス、貸切風呂の予約…なんでもできます)
もっと写真撮っておけば良かったな〜!と思ったのですが、タブレットで注文できる食事や飲み物の解説文が面白くて必見です。オンラインストアで一部その片鱗が見れますので、ぜひ。
お部屋の中も素敵でした。
わたしが選んだのは「芙蓉」というお部屋。
一部屋ごとに特徴が異なるので、滞在のたびにお部屋を変えるのも楽しそう。
窓の外は勢いよく流れる佐梨川。
障子を開けて緑を感じながらカウチソファで読書。
最高〜!
貸切風呂も頑張って4つあるうちの3つ入りました。
わたしのおすすめは「庭園風呂」ですね。
これ貸切でいいの!?感が楽しい。
食事も、朝夜どちらもお部屋食なのが最高でした。
部屋で一人だからこそ、本とお酒と一緒に……なんてことも出来ます。
※あまり時間をかけすぎると下膳の迷惑なのでほどほどに。
食事たっぷりプラン(スタンダードプラン)にしたのでお願いしませんでしたが、タブレットで夜食もお願いできるので、ソーセージ&ビールを頼んでも楽しそうだったな!
(食事はお好みだと思いますが、わたしは宝厳堂さんの方が好みでした。しかし、このワラビには圧倒されました。多分ここでしかお目にかかれない)
カップルや友人、ご家族で来ている方は、ライブラリーコーナーで遊ぶのもおすすめです。
すごく雰囲気良かったので動画にて。(23時頃、お風呂に入りに行った時に寄ったので無人でした。ちょっと怖い)
癖強いとタイトルにも書いたのは、経営されているご主人の思いが随所に溢れすぎているから。
例えば座布団の説明書には、
「ご高齢の方から座椅子が欲しいと言われたが、探してみると座椅子は
どれも絶望的にダサくて、こんな椅子に座らせることが虐待だと思った」
(記憶で書いているので、ちょっと表現は違うかも)
と書いてあったり笑
※ちなみにこの座布団、すごい良かった!床で暮らす生活にするならこの座布団を買おうと思う。
日本酒の解説で、
「日本酒の2合は300-360mlなのに(そうなんだ!)、
以前バカから「これは2合じゃない」と言われ、表記を300mlに
変えようかと思ったけど、バカに合わせる必要は無いと思い直したので
2合表記のままです」(記憶で書いているので以下略)
と書いてあったり笑
攻撃力高めなので、不快に思われる方もいるかも?
もしいらっしゃったとしたら、おそらくお互いに不幸なのでご遠慮いただくのがよろしいかなと思います。
訪れるたびに進化していそうな、これからが楽しみなホテルでした。
※一つだけリクエストできるなら、お部屋のドライヤーを風量強いものにしていただけたら……!
6月のひとり読書旅、最終日は次の記事にて。
最後までお読みいただき、有難うございました!