芥川賞「むらさきのスカートの女」の誰かに言いふらしたくなる薄気味悪さって中々無いよね
2019年の第161回芥川賞受賞作の「むらさきのスカートの女」を読みました。 本作、先日同居人と一緒に「ブックホテル神保町」さんに遊びに行った時に置いてあったのが読み始めるきっかけでした。 しかも先に同居人が読み終え、「 …(続きを読む)
2019年の第161回芥川賞受賞作の「むらさきのスカートの女」を読みました。 本作、先日同居人と一緒に「ブックホテル神保町」さんに遊びに行った時に置いてあったのが読み始めるきっかけでした。 しかも先に同居人が読み終え、「 …(続きを読む)
口数の少ない母だ。会話はほとんどない。それでも二人でダイニングテーブルをはさんで飲み物を味わううち、わたしがどこに行っていたのかと訊いてくる。わたしは正直に話す。だって家族だから。母親はとても怒る。どうしようもないと首 …(続きを読む)
あなたは幻の名作、霊応ゲームを知っているだろうか… 「きみに手出しをしようなんて奴は、だれもいないさ。そんなことをしようとするやつはだれだって、このぼくが殺してやるからな」 つよい(確信) 幻の名作というのは、いまの書影 …(続きを読む)
桜庭一樹作品の中で、一二を争うほど好きな作品です。 初めて読んだ時、「こんな作品を描ける男性がいるなんて、ジーザスなんてこった」と思ったものですが、(桜庭初心者にありがちな勘違い)その後、桜庭さんが女性だったことを知り、 …(続きを読む)
彩雲国物語が大ヒットした雪乃紗衣さんの新作ファンタジーシリーズ。 二国間が争いを続ける帝国と王朝を舞台に、 親世代と子世代の運命と恋を描いた悲壮感溢れるファンタジー。 これまでの感想は以下のリ …(続きを読む)
すごいものを読んでしまった感がすごい(頭痛が痛い的な言い回し) 33歳のダメニートが「いっそのこと人間をやめたらどうか」と思い立ち、 あれこれ奮闘した結果ヤギになるまでを描いたサイエンスドキュ …(続きを読む)
彩雲国物語作者の待望の新シリーズ! という触れ込みの本作、3巻が上下巻に分かれていて、ひとまず上巻だけ読みました。 (下巻は予約待ち) ちなみに、1巻と2巻の感想もそれぞれ書いてます。 1巻で …(続きを読む)
実利の小さい学問の存在理由は、人類の知的好奇心である。縄文人の土偶製作も、火星人の破壊工作も、ダウ平均株価には一切影響を与えない。それでも人は土偶や火星人の動向を知りたくてしょうがない。 しかし、好奇心があってもきっか …(続きを読む)
「僕は昔の話より、今のあなたの方が好きです。眠れないくらい後悔してるあなたが」(P404) 彩雲国物語の作者の10年ぶりの新シリーズである「レアリア」 帝国と王朝という二国間の争いの中心人物となった二人の魔 …(続きを読む)
桜庭一樹さんらしいテイストの詰まった短編集。 珍しくSFテイストのものもあれば、お得意の女子高校生が主役のもの、 名作「私の男」を彷彿とさせる父娘の物語など、全7篇。 ざっくり感想 桜庭さんの文章は、可愛ら …(続きを読む)
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